クラウドソーシングでプログラミング案件は稼げない?

この記事では未経験者からでも理解できるように、クラウドソーシングにおけるプログラム案件について解説していきます。

そして、クラウドソーシングを活用して副業案件に取り組む際に、ハードルとなる部分を明らかにし、その問題を解決するために必要となるスキルを解説しています。

これからプログラマーとしての活動を始める人も、すでに活動してはいるものの、なかなか副業でお金を稼げない人にとっても、新たな選択肢の発見に役立てていきましょう。

この記事の監修者

基礎知識も無いままにPythonのフレームワークであるDjangoを使ったアプリ開発を独学で完成させたことをきっかけに、2020年からフリーのプログラマーとして活動開始。現在はクラウドソーシングを活用して、Webコンテンツの開発、執筆作業を中心に、個人から企業まで幅広いクライアントからの依頼をこなしている。好きなプログラミング言語はPython。AWSを活用したインフラ構築やDevOpsの導入についても追求している。

目次

クラウドソーシングとは

近年開発されているサービスやツールを活用することによって、プログラマーの活動範囲に気づくことができれば、副業での活路を広げることも可能になります。ここからさらに細かく、プログラマーの仕事について見ていきましょう。

クリエイターとクライアントを結びつけるマッチングサービス

オンライン上でクライアントとクリエイターを結びつけることのできるサービスが生まれたことは、全人類にとっても重要な出来事になったはずです。しかし、多くの人たちは未だその重要性に気づけずに、個人としての活動を広げられずにいます。

プログラマーたちも同様に、自分の市場価値を高める可能性のあるものが存在するというのに、手を出すこともなく、未だ現状を維持する(組織の中で雇用の範囲内で働く)ことだけに集中しています。

副業者はこの現状を壊し、どんなに実績を積み上げているクリエイターを競合としたとしても、個人の強みを活かせる場を手に入れることができるのです。

なぜかというと、現状を維持しようとする人たちには、活動限界が生まれ、自由に働くことを許されなくなります。しかし、副業者をはじめ、フリーで活動する人などは、働き方に制限が設けられることもなく、自分で仕事を選ぶこともできれば、スキルの向上を目指すことだってできます。

つまり、クラウドソーシングの普及が進めば進むほど、個人クリエイターは強みを存分に発揮しやすい状況が作られていくということになります。個人として活動を広げていこうとする人にとっては、その強みを発揮できる状況を見逃すわけにはいかないはずです。

クラウドソーシングは働き方のオンライン化を加速させる

クラウドソーシングを活用することにより、個人も企業も、プロジェクトにかける時間と費用、手間などの無駄を省いたり、限られた資源のみの力では補えないものを活用することができるようになります。

それ以外にもオンライン化を加速させるという意味でも、大きな力を発揮することになるでしょう。

クラウドソーシングが存在しなかった時代においては、個人は組織に営業をかけて仕事を取りに行ったり、またはホームページから仕事を受注するといったことを考えるケースが多かったものが、クラウドソーシングが登場したことで、クライアントとクリエイターが短時間でマッチングすることができるようになり、状況次第ではすぐにプロジェクトを始められるようになりました。

そして、プロジェクトの進行をマッチングサービス運営会社がサポートすることにより、双方においてメリットのあるプロジェクトを成立させることが可能になったのです。

この状況はプログラマーに限らず、動画クリエイター、デザイナー、翻訳家など様々な分野のクリエイターたちや、そのクリエイターを求める企業にとって大きなメリットを得られるものに変化し続けています。

過去障害となっていたクライアントとクリエイターとの連携を取る部分を、マッチングサービスを活用することで、仕事のオンライン化を加速させ、結果として現在進みつつあるリモートワークにもつながっているのです。

クラウドソーシングの将来性

クラウドソーシングは今後も発展を続け、個人に限らず企業側も積極的に導入することが増えていくでしょう。企業がクラウドソーシングを活用する機会が増えるということは、個人クリエイターが活躍する機会が増えることにもなります。

つまり個人クリエイターたちは、現状に甘んじることなく、将来の可能性を見据えてスキルを向上させておく必要があります。

プログラマーであれば、使用できる言語を増やしたり、フレームワークやライブラリの活用法についてを学んだり、現在使えるスキルをもっと専門的に追求したりといったことがなければ、クラウドソーシングの発展には耐えられなくなるでしょう。

そうならないために、しっかりと準備を整えておく必要があります。最新の情報も探りつつ、自分がやれることを少しずつでも増やしていくことによって、市場価値を高めていきましょう

プログラミング案件はどのような仕事があるのか

クラウドソーシングだけでなく、個人としてプログラマーが得られる仕事というのはどんなものがあるのかをここでは見ていきましょう。自由な働き方を考えるならば、必ずしもクライアントを必要とせず、同じ立場にあるクリエイターを相手にする仕事なども視野に入れて、自分がどのようなものを追求しようとするかの参考にしてみてください。

コーポレートサイト構築(報酬額5万円〜)

企業案件として多いのがコーポレートサイトの構築です。クラウドソーシングではWordPressを使ったサイト構築の案件が増えています。開発後のメンテナンスなどが含まれることはほとんどなく、初期段階としてサイトを構築するまでがプロジェクトとなり場合がほとんどです。

クライアントによっては、サイト構築の中に全体のデザイン制作やSEO対策などが求められている案件もあるため、プログラミング以外のスキルを身につけておくことで、対応数を増やすこともできます。

とはいえ、できることを増やすことが必ずしも仕事に結びつくとは限りません。方法としてまずはサイト構築(コーディング業務)に特化して実績を積み上げていけるのであれば、その方が専門分野に特化したクリエイターとしてクライアントから判断されやすくもなります。

市場状況にもよりますが、サイト構築の中でどの分野に自分が特化したいのかをまずは見定めておきましょう。そして、得意なもので実績を積み上げられるように段階を踏んでから色んな仕事に手をつけていった方が、信頼度も高めやすくなります。

ランディングページ作成(報酬額2万円〜)

コーポレートサイト同様に企業から依頼されていたり、個人として依頼が出されていることが多いのがランディングページ作成の案件です。

ランディングページは近年ネット広告として、SNSでの発信やクラウドファンディング、ECなどの商品紹介などで活用されることが増えているため、コーディング、サイトデザイン、ライティング業務がひとまとめに依頼されていることが多いのが特徴です。

デザインやライティング業務が省かれている案件もありますが、その分報酬単価は大きく下がってしまうことになります。とはいえ、初めの実績作りとしてはハードルの低い仕事でもあるので、多くのプログラマーも積極的に提案している仕事になります。

気をつけておきたいのは、報酬単価が低いわりにクライアントの要求が過激化する場合があるということです。市場相場がかなり下がっている仕事でもあるため、ある程度打ち合わせで作業内容を共通認識しておかないと、プロジェクト進行中、もしくは終了後に、作業の追加や修正の繰り返しといった問題が多発することがあります。

マッチングサービスを利用しているとはいえ、クライアントとのやりとりは個人的に責任を持って進めていく必要があります。サービスの運営側を頼りにするのではなく、まずはしっかりと準備をした上でプロジェクトを進めていくようにしておけば、それほど大きな問題が生まれることもないでしょう。

システム開発(報酬額10万円〜)

主に企業の業務システム案件になります。規模は中・大規模になるため、副業ではそう多くはない案件ですが、プロジェクト参加要員として稀に募集されていることがあります。

システム開発案件の多くは既に組織の中でプロジェクトに参加した経験があること、組織の中でプロジェクトを進行していくためのツールが使えるスキルがあること(ファイルのバージョン管理や、開発効率を向上させるためのソフトなど)などが求められることがほとんどです。

なので組織の中での作業経験がない場合は不利になりますが、対応策としては個人開発を行う中で、サンプルとなるようなものをいつでも提供できるようにしておくことで、自分の技量を知ってもらえることにつながり、採用に至る場合があります。

アプリ開発(報酬額3万円〜)

システム開発ほどハードルは低くなく、副業でも小さなアプリ開発案件に取り組むことは可能です。スキルとしてはGoやSwiftといった言語が頻繁に使われているため、既に開発経験がある人や、経験がなくても個人的に勉強を進めている人にチャレンジしてみることをおすすめします。

案件例としては、株や外国為替トレードの自動化や、Amazonの指定商品の価格変動によるアラーム稼働などがあります。

・作業自動化のためのプログラム開発(報酬額2万円〜)

副業としても取り組むことができるのが作業の自動化のプログラム開発です。主にデータ管理系の作業に関する自動化の案件が出されてあることが多いのが特徴です。使用言語としてPythonを学んでいる人にとっては、ライブラリの活用次第で副業として取り組むことができるでしょう。

インフラ構築(報酬額3万円〜)

フロントエンドやバックエンドのプログラミングを進んでやろうとする人は多いものの、開発されたプログラムの運用・保守を担うインフラについては手を出さずにいる人も同じだけ多いように感じています。

海外の開発者たちは、そもそもフロントエンドやバックエンドといった括りで自分の立ち位置を示そうとするのではなく、過去にどのような開発事案を担当してきたかを示そうとします。

つまり、フロントエンドの開発者であろうと、バックエンドの開発者であろうと、インフラ構築を開発した過去があれば、その過去を経験値として示そうとすることで、自分の実力を明確にしようとするのです。その方が相手にとっても開発者としての実力を把握しやすいからです。

日本ではまだクラウド技術によるインフラ構築がまだあまり進んでいないと考えられていますが、リモート案件として今後インフラ構築の仕事は増えていくことも予想できるので、興味がある人は勉強しておけば活動範囲を広げることができるでしょう。

情報提供

ネット社会が拡大する現代において、情報を多く持っていて、なおかつ実践で活用できるような知識などが身に付いている開発者ほど、情報提供を仕事にできることもあります。

情報提供の収益化というのは、実際には多くの人たちがやっているようなアフィリエイトや広告ビジネスのようなやり方もあれば、課金システムを取り入れて情報提供によって収入を得られるように仕組みを作る人もいます。

プログラマーの需要が高まり続けている今、多くの人が開発に関する情報や、その周辺知識をインプットしようと必死になっています。そんな人たちに向けて、既にインプットを終えている人たちはプログラミング以外のやり方で収入を得られる一つの手段とも言えるでしょう。

デジタルコンテンツの販売

情報提供を無料で行う以外の方法として、課金システムを取り入れる例を挙げていました。それ以外の方法として個人で電子書籍などの出版物を販売し、収入を上げることも可能です。

プログラマーとして活動してきた経験や学んできたことを、一冊の本に書き記していけば、共感する読者が参考にし、ファンを集めることができるようになります。

ファンが集まるようになると、個人としての活動においては自分のコンテンツを販売できる動線を作りやすくなるので、会社以外のつながり以外で仕事を増やしたり、収入を増やせるようにもなります。

また、将来的に独立を考えているのであれば、自分の知識や技術を一つのコンテンツとして販売しているということも、十分な経歴として考えてもいいでしょう。必ずしもプログラミングだけを仕事にする必要はないのです。

プログラマーには、その人自身の経験や学びを価値としてお金に変えることもまた、仕事の一つとして考えられるわけですから、クライアントも同じようにその価値を使って何かしらプロジェクトに参加してもらえないかと検討するものです。

その時にプログラミングであろうと、執筆作業であろうと関係なく、副業で仕事を得られることにまずは喜びを感じることが大切なことだったりもします。

メンターとして活動する

自分の時間を切り売りするという意味で、メンターとして時間を売りにする働き方もあります。

経験者が未経験者に個人レッスンを行なったり、グループレッスンの指導者などを担当することによって、収入を得られるわけですが、人とのコミュニケーションが仕事として重要な割合を示すことになるので、コミュニケーション能力も求められる仕事になります。

案件を見ていると、1日の中でも短い時間で募集されているものもあるので、限られた時間の中でも、自分のスケジュールに合うものがあれば検討してみましょう。

クラウドソーシングで案件が多いプログラミング言語

Webサイト構築案件はクラウドソーシングの活用によって、随時案件が出されています。副業としても取り組みやすく、最低限必要になるスキルも学習ハードルはそれほど高くはありません。時間をかけて一つずつ確実に学習を進めていくことで、仕事に活かすことができるものがほとんどです。

HTML

まずWebサイトを構築する上で基本構成を構築するのが、マークアップ言語とも呼ばれるHTMLです。

HTMLを使ってのコーディングにより、サイトのレイアウトやボタン、画像、テキスト、メニューなど様々な要素の配置を設定していきます。その他の言語でライブラリやフレームワークを使うことで、自動で設定できるものもありますが、詳細を決めるにはやはり最低限でもHTMLの使い方を学んでおかなければ、使い勝手も悪くなります。

古いコードが使われていると、現在のブラウザに適さない仕様になっている場合もあります。その場合は独自に修正を加える必要もあるため、その点も含めてWebサイト構築の基本となるHTMLの知識を学んでおくことをおすすめします。

CSS

マークアップ言語と呼ばれるものはHTMLの他にもCSSがあります。CSSでは、HTMLでコーディングしたものに、色やサイズ、動きなどの装飾を加えることができます。

似たものとしてJavaScriptがありますが、動作速度の問題から、JavaScriptコードを使わずに、CSSでのコーディングが好まれる場合もあります。

基本的にはWebサイト全体の装飾の役割とスタイルシートを作成し、ひとまとめに構成することができるため、ほとんどのWebサイトで使われることになります。

次に解説するJavaScriptでは、CSSによってコーディングされた設定を、アクションによって変化させるといったこともできるため、連携して使用することになります。

JavaScript

JavaScriptの特徴として、Webサイト内のコンテンツに動きを加えることができます。よく使われる機能として、コンテンツのフェードイン・フェードアウト、スクロールによる変化、フィルター機能、メニュー操作など多くの要素にJavaScriptが使われています。

JavaScriptはフロントエンド言語と呼ばれるものであり、目に見える部分のプログラムを構築する役割を持っています。最近では目に見えない裏側部分(バックエンド)をプログラミングするためのフレームワークが活用されることも増えており、一つの言語で、フロントエンドとバックエンド両方を担うことのできる万能な言語としても人気があります。

jQuery

jQueryはJavaScriptライブラリの一つであり、すぐにプログラム内に設置することにより、サイトにエフェクトを加えられるようにするものです。

コード量が多くなるため動作が遅くなることを懸念して、Vue.jsやReact.jsなどのライブラリに移行する開発者も増えてはいるものの、現在でも活用されることの多いライブラリの一つです。

参考書なども多く出版されていたり、ネット上にも多くの情報が出されているので、情報に困ることもなく学習を進めていくことができます。

注意しておきたいのは、バージョンによってブラウザで正しく表示されないなどの問題もあるため、注意して取り入れていきましょう。

PHP

Webサイト構築の際によく使用されているCMSの一つWordPressは、PHPによってプログラミングされています。その他にもフレームワークを活用したアプリ開発やシステム開発などにも利用されています。人気なサービスで言えば、FacebookもPHPを使って開発されています。それだけ人気があるだけに、PHPを使った案件も多く出されています。

PHPの特徴として、HTMLのコード内に組み込むことで、複雑なフレームワークなどを使用することなく、バックエンドの構築を行うことができます。

PHPを使って簡単にデータベースなどと連携できるサイトが作れるようになれば、掲示板サイトのようなコメント機能を組み込んだり、会員制のサイトを作ることも可能になります。

副業として取り組むにも、バックエンド言語の中でも学習ハードルは低めなので、おすすめできる言語の一つです。

Bootstrap

Bootstrapとは、これまでに解説したHTML、CSS、JavaScript、3つの言語によって構成されているライブラリになります。このライブラリを導入することで、完成されたレイアウト組みやパーツを使用することができるため、短時間で完成度の高いWebサイトが構築できるようになります。

特に活用し外のある仕組みとして、コラムというものがあり、このコラムを活用することで、メイン部分とサブ部分とをレイアウト分けすることが容易になります。

そして、近年重要視されているモバイルユーザビリティ重視のレスポンシブデザインをBootstrapを使ってそれほど時間をかけずに完成させることができてしまいます。レスポンシブデザインというのは、スマホユーザーなどに向けてモバイル端末向けにサイトをデザインすることを指しています。

そのようなデザインをGoogleが優先的にSEOの評価を高めるということも宣言していることもあり、最近はパソコン画面よりもまずスマホ画面でのデザインを優先させてサイト作りを進めていく傾向にあります。

プログラマーがクラウドソーシングを活用していて、きついと感じる要素

プログラマーとして、副業でクラウドソーシングを活用するのはきついと感じられることもあるようですが、その原因についてもみておきましょう。現代において新たな働き方でもあるリモートワークなどとも関係する仕組みでもあるので、その仕組みを理解できれば、少しずつ問題も解決していくことができるはずです。

実績の積み重ね

就職や転職などと同様に実績や経歴は、相手から特に厳しい目線で判断される要素になるわけですが、クラウドソーシングに関しての実績というのは、一つの分野に特化した評価ではなく、総合的な評価基準として実績が重要視されています。

例えば、プログラマーとして活動していて、プログラマーとしてではなく、ライターやデザイナーなどの役割を担当した仕事をしたとしても、個人としての実績として積み重ねられることになります。

プログラミング以外の分野での実績は、プログラマーとしての活動実績にもつながるため、総合的な評価を高めることにもつながるというわけです。もちろん就職や転職などのように専門性が高く、即戦力になり得る経験を示せるようにしておくことが重要であるのは変わりないのですが、総合的な評価として、他の分野での実績を積み重ねることができれば、プログラマーとして実績を積み重ねることへのハードルを下げることもできます。

大事なのはこだわりを強く持ちすぎず、視点を変えてクラウドソーシングに取り組んでみることです。

信用の構築

マッチングサービスを使うことによって、オンライン間での活動にどれほどの信頼性があるのかを可視化することが可能になります。クライアントもクリエイターも同じ立場で、どれくらいプロジェクトを完了させることができているか、反対に途中で辞退しているか。

作業内容や報酬額、納期など、様々な視点からユーザーの信用性を確認することができるので、地道に小さな仕事であっても、続けることによって徐々に信用の構築が進んでいきます。

信用の構築を難しくさせている一番の原因になっているのは、簡単に実績を積み上げようと急いだり、安い報酬で実績を積み重ねようとする行為です。

これらの行為は最短ルートで成果を出せるようになるための成功法として語られることは多いものの、信用の構築に関してはデメリットでしかありません。

実績を積み重ねたくて急いでしまっては、仕事中のミスを増やすことになりますし、相手との調和も難しくなっていきます。安易に報酬額を下げて気を引く行為などは、信用を得るどころか信用を失くしてしまう可能性もあります。

組織の中では、「真面目に働いているとバカを見る」なんてことを言われることもあるかもしれません。しかし、個人的な活動においては、真面目であるほどメリットがあります。組織の中では面倒な人間関係も関係してくることが信用の構築を難しくしてしまいますが、副業ではそんな人間関係に関係なく、自分の活動に集中することで、信用の構築を着実に進めていくことができるのです。

専門技術の重要性を理解されない

目に見えない相手とオンライン間でやり取りと続けていると、自分の専門技術の重要性をどうにか知ってもらおうと、いくつもの提案を出したり、自分のこだわりを主張したくなるかもしれません。

ですが、これはクライアントもクリエイターも両者に言えることですが、お互いに専門技術の重要性を理解し合うということ自体はかなり難しいことであると考えておいた方が良いでしょう。

その上で、どこまで自分を押し通そうとするか、相手に合わせるかを判断してみてほしいのです。

ちょっとした小さなデザインやプログラムの改善一つとっても、まだ顧客にテストしてもらってもいないようなサイトの良し悪しの判断など、できもしないのに私たちはクライアントとクリエイターのたった2極で結論を出そうとします。

多くの学びを得ているプログラマーならば、プログラミング開発に終わりはないという事実を既に知っているでしょう。つまり、本来プログラマーの仕事というのは継続的なものでなければいけないし、クライアントとも長い期間のつながりであると考えておくべきなのです。

その長い期間を経て、ようやく信頼関係が築かれていき、双方にメリットのあるやり取りをようやく始められるようになるのです。実際この点については、まだまだクラウドソーシングという環境に馴染めない人たちとの間で、理解し合えない部分がただ見受けられるというのが現状だと感じています。

長時間のデスクワーク

そもそもデスクワークを長時間続けられないような人が、プログラミングをやるべきではないのです。デスクワークが苦手ならば、営業など足で稼ぐような仕事の方が向いているかもしれないし、料理を作ったり、畑を耕す方が得意だというのであれば、それを仕事にした方が成果は出やすいものです。

ですが、市場の流行りに乗っかって、安易な気持ちで知識労働者に早変わりしようなんて考えはあまりにも安易すぎるのです。既に知識労働者として成果を上げている人は、子どもの頃から知識が豊富であり、貪欲に好きなことに打ち込んでいたからこそ、ソフトウェアの開発にのめり込むことができたり、データ分析や人工知能の開発に集中することができるのです。

そうでもない限りは単なる小さなコードで「Hello World !!」とパソコン画面に表示させるだけでも嫌気が差してくる人がほとんどなはずです。

クラウドソーシングはこれからどんどん普及していくことになりそうですが、必ずしも誰でもやれることではないという認識を持ちましょう。それでも自分はデスクワークに長時間取り組めるという自信があるのならば、積極的に取り組み続けましょう。

見積もりの取り方 

クライアントとの打ち合わせ不足が原因となり、見積もりの内容不十分で、プロジェクトの終盤に差し掛かる頃に問題が多発する事案が、ネット上でも問題視されています。

よくあるケースとして、「ウェブサイトを作る」という案件に対して、クリエイター側はページ数や各ページに対する金額の詳細を提示しなかったこと。

そして、時間的な見積りも曖昧であったことが原因となり、クライアントが自分の意思で判断したものを押し通そうとすることで、双方に問題が生じ始めるのです。

開発というのは、想像する期間よりも長い時間を見積に記しておく必要があります。その判断方法というのも特に決まっているわけではないものの、個人的な稼働対応時間やスキル、相手が求める内容などを参考に、どんな問題が起き得るのかまでを想定に、必ず多めに見積もっておく必要があります。

そして、その見積りに対しての説明も十分に行なっておくことで、クライアントからの理解が得られるようになります。この理解を得られぬままに作業を進めてしまってもいけません。

作業を始める前には十分なほどに、クライアントとクリエイターで打ち合わせを行なっておく必要があるのです。

作業量に対する対価が見合わないことがある

この問題は常に付きまとうものとして考えておいた方が良いでしょう。報酬金の交渉の際にも、まずは相場額を理解しておくことがとても重要で、相場を参考にクリエイターはまず報酬額を定めることになります。そのほかにも自分の仕事の価値を定める意味でも相場に関係なく、自分がいくらほしいのかという基準で考えることもあります。

ですが、意に反してクライアント側はこちらの考えを尊重してくれるものでもなければ、相場価格を完全に無視をして、予算内での見積もりを立ててくることは当たり前なことになっています。

ですが、そんな状況を変えることは簡単ではありません。クリエイター側が安い報酬で仕事を得ようとすることが増えすぎてしまっている現状を見れば、そのことも受け入れざるを得ないでしょう。

とはいえ、お金の交渉を上手く進めていくことは、自分の価値を下げないことにもつながります。あまりにも自分の価値評価を下げてしまう金額や作業量に見合わない金額に関しては、交渉するか、または仕事を受け取らないという決断も時には必要になるでしょう。

実績を地道に積み上げていく過程で、その都度自分の仕事に対しての対価が向上していくことには徐々に気づけるようになるはずです。一般的には実績が多いクリエイターの方が、より報酬額は高くなる傾向にあります。それまでの期間は多少の我慢も必要かもしれませんが、あきらめずに少しずつでも時間をかけて、自分の仕事の価値を高めていきましょう。

クラウドソーシングで案件を受注するために必要なスキル

プログラマーが副業でお金を稼ごうとするのだとしたら、クラウドソーシングでの案件獲得に向けて、どのようなスキルが必要となるのかをここからは考えていきます。

コーディングスキル

プログラマーとしてのコーディングスキルを常に向上させようとすることは、どのプログラマーにとっても重要なことになります。時代の変化と共に、言語の使用もアップデートを繰り返していて、過去のプログラムに支障をきたすようなことも起きる可能性があります。

そんな時にコードの改善を行ったり、リファクタリングするための知識がなければ、せっかく時間をかけて開発したプログラムも使い物にならなくなってしまいます。

ただ新規で開発案件に取り組むだけではなく、このように改善の役割もプログラマーには課せられることがあるため、柔軟に対応できるだけのスキルを身につけておく必要もあります。

デザインスキル

このデザインスキルというのは、Adobeのデザイン系のソフトであるPhotoshopやIllustratorなどを使って、サイトの背景やボタン等のパーツ、バナーなどを作成したり、場合によってはサイト全体のデザイン、コーディングまでも担当することもあるため、コーダーもウェブデザイナーも、同じ立ち位置で考えられていることもあります。

つまり、Webサイト開発案件などに提案を出すのであれば、コーディングスキルに加えてデザインスキルがあることを証明することによって、他のクリエイターとの差別化を図ることもできるということになります。

デザイン系のソフトが使えることや、過去にどのようなものをデザインしてきたのかを証明できるポートフォリオなどがあれば、クライアントにも評価してもらいやすくなります。

とはいえ、デザインスキルというのはデザインセンスとも関係してくるため、誰でもデザイン性を向上させることができるわけでもなく、その向上レベルにも差が出てしまうものです。なので、デザインが苦手だと感じるのであれば、必要最低限のデザインの基本だけでも学んでおき、コーディングに時間を注げるようにすると良いでしょう。

ライティングスキル

あまり多くはありませんが、クライアントからサイト内の文章などの制作を依頼されることもあります。その場合、商品についての紹介だったり、サービス内容をユーザーに分かりやすく解説するための文章を作成するためのライティングスキルが必要になります。

ユーザーが目を止めるようなコピーを考えたり、一読するだけで全ての商品詳細やサービスの概要を知ることができるようなそんな優れた文章を書くためには、まずは多くの文章に触れることで文章の使い方を理解し、自分に合った文章の作り方を考えることかは始めましょう。

そして、ブログなどを使って実際にアウトプットを続けていくことによって、文章力を鍛えることができます。このアウトプットはできればSNSなどの短い文章による発信ではなく、長文での発信を行うことが大切になります。

場合によっては若者向けの文章の作成を行うこともあれば、短い文章で端的に説明を行うということもあり得ますが、ほとんどの場合、Webサイトにおける文章は長文の作成であることがほとんどです。

限られたスペースの中で、いかにユーザーにとってのメリットとなる情報を提供することができるかは、Webサイト中の文章からも影響を受けることになりますので、ライティングスキルを活用し、効果的なWebサイト作りを行う必要があります。

SEO

ライティングスキルと併用して考えられることの多いSEOについても解説しておきます。

SEOとはインターネットを活用して、ブラウザでサイトを検索したときに上位表示されやすくするための対策になります。案件上では「SEO対策」と言われていて、Googleの検索結果で上位表示されることを目標にしているクライアントがほとんどになります。

しかし、SEOに関する情報というのは確定しているものではなく、あくまでも曖昧なものばかりで、検索エンジンの評価を定めるアルゴリズムというのは未だ解明されることもなく、内部から情報が漏れることもほとんどないため、難しい問題でもあります。

とはいえ、過去にSEO対策に成功したクリエイターによって、ある程度の評価基準の予測が立てられるようにもなってきているため、そのような人たちからの情報を参考に、実際に自分の運営するサイトを使って実験を繰り返していくことで、SEOスキルを向上させることは可能だと考えています。

テスト開発スキル

プログラミング開発においては、テストの実施はかなり重要であると考えられていて、テストが行われていないプログラムは、ほとんど使い物にならないとまで言われることもあります。

実際の現場ではテスト環境を構築するためのエンジニアが確保されていたりと専門職としても考えられており、アプリやソフトウェアの運用・保守を安全に行うためのセキュリティー強化や、バグの発見を早い段階で解決させながら開発を進めていくことが最善であるというふうに開発者からも捉えられています。

副業でテスト開発を行うことはそれほど多くはないかもしれません。しかし、実際に案件に取り組んでみると、ほとんどのクライアントはテストを意識することもなく、クリエイターが開発したものを受け取ることがほとんどであり、後になってバグが見つかったり、その他の問題が納品後に発覚するということはよく起こることです。

それ自体は大きな問題ではなく、重要なのは制作過程においてテストが正しく実施されているかを考えることです。

クリエイターは開発したものを出来るだけ安全にクライアントやユーザーに使ってもらうために、テストに関するスキルも向上させておく必要があるのです。

リファクタリングスキル

リファクタリングというのは、既存のコードを改善する意味を持っています。単にバグを解決させるという目的ではなく、予めプログラミングする際に綺麗なコードを使ってプログラミングを行うことだったり、または古くなっているコードを改善するために、現代に合わせて、もしくはより洗練されたものに改善していきます。

そのためには新たなデザインパターンを導入したり、データ構造を作り直したり、複雑なプログラムをよりシンプルに分かりやすく、将来的に改善が容易になるようにプログラミングすることが重要になります。

ただコーディングするというだけであれば、ある程度勉強が進められていれば誰にでもできることですが、より洗練されたプログラムを作るには、それなりのスキルを身につけるための時間と労力が必要になります。

もし短時間で身につけることができるのであれば、多くのプログラマーと言われる人たちの多くが優れた技術者だということになりますが、実際にはほとんどのプログラマーはただコードを書いているだけで、将来的な洗練されたプログラムを作り上げていくという意識を持ってはいないようです。

優れたプログラマーというのは、洗練されたプログラムを継続して追求することのできる技術者であると考えておくと、将来の活動にも役立つでしょう。

インフラに関する知識

副業で複雑なインフラを構築する機会はそれほど多くはなく、短時間で構築できる範囲の知識レベルを最低限身につけておくだけでも、実践で活かせる機会は多く存在します。

すぐにでも実践で活用できる知識として、レンタルサーバーや独自ドメインの取得、データベースの作成やプログラムとの連携など、これらの作業自体はそれほど難しいものではなく、一連の作業内容を把握しさえすれば、その後は同じ作業の繰り返しであることがほとんどなので、それほど苦と感じるものではありません。

そのような作業さえ、知識を持たない者からすれば、お金を出してでもやってほしいと思われてしまうケースは意外と多いものです。つまるところ、コーディング作業以外にもお金を稼げるようになるためには、メインとなる仕事以外のところの知識まで視野に入れて、専門的な知識を身につけておくことが重要になるのです。

応用的な話をするならば、このような専門分野の知識を身につけることで、情報発信者としても個人スキルの価値を高めることにもつながります。この機会に、自分がメインとするスキルへの付加価値として、インフラに関する知識を勉強することも合わせて検討してみてはどうでしょうか。

マーケティング

マーケティングの主な目的というのは、自分がターゲットとする全ての顧客に、商品やサービスを提供することです。プログラマーとして技術や知識、情報などをどうすれば顧客に届けられるかを考えることになります。

実際にマーケティングに取り組むには、広告に関する知識や、顧客データの管理、分析などの知識も必要になります。

それらの知識を必ずしもプログラマーが必要とするわけではありませんが、クラウドソーシングでどのような案件に注目が集まっているか、どのようなスキルが求められているのかだったり、情報発信を行う際に、世間がどのような情報に興味を持っているのかということを知るために、SNSでの情報分析を行ったりといった方法を活用するケースはよくあるため、このスキルを身につけておいて損はしないでしょう。

ブランディングスキル

マーケティングと連携させて活用するスキルとしてブランディングスキルがあります。

マーケティングによって得られた顧客情報を基にして、プログラマーとしてどのような情報を発信すれば良いのか、どんな仕事をやれば、市場価値を高め、顧客へのアピールにつなげていくことができるのかを考える上で重要なスキルになります。

ブランディングに取り掛かるには、細かな部分で取り組むことになることも多く、プロフィールの作り方、言葉の使い方、仕事選び、使用言語、行動パターンなどあらゆる部分において、自分をいかにブランド化するかを考えていくことになります。

SNSなどの活用により、どんな人でも個性が目立ちにくいプラットフォームを使うことが増えている時代でもある今、ブランディングについて考えることが、仕事の増やしやすさにもつながっていくはずです。

コミュニケーションスキル

オンラインでのコミュニケーションを取る機会が増えている現代において、対面でのコミュニケーションとの違いであったり、言葉の使い方、人との関わり方などを改めて考え直すことになった人は多いでしょう。

いつの時代でも人間関係に関する問題が絶えることはありません。プログラマーにとっては、できる限り作業に集中したいところですが、副業だけでなく本業として取り組む人であっても、人との関わりには気を遣うことも多いものです。

特にオンラインでのコミュニケーションとなると、相手の表情や仕草などを気にすることがない反面、言葉のみのやり取りが増えがちになることもあり、それを毛嫌いしてテレビ通話などでのやり取りの方が選ばれることもあります。

どのようなツールが活用されているのかを知ることも重要ではあるものの、できるだけ仕事に支障のないコミュニケーション方法をここで考えることが重要です。

コミュニケーションに問題を生じさせないようにと考えるあまり、無駄な時間ばかりを増やしすぎるのもよくありません。過度に相手に合わせるのではなく、双方にメリットとなるようなやり取りを考えることが大切です。

お金の知識

副業でいかにお金を稼げるようになるかを考えるのも重要ではありますが、それ以外にも私生活において、お金の管理について考えることも重要です。

もし、無駄は出費がかさんでいるがために、副業でどうにか補おうとしているのであれば、まずは無駄な出費を抑えれるようになって副業に取り組むようにした方が、結果を焦らずに済むようになります。

他にも報酬金の交渉の際などでは、市場相場なども念頭においた上で交渉を進められるようになると、クライアントとのやり取りで役立つことも増えていきます。

ただクライアントの欲求に合わせるだけではなく、自分の価値を守る意味でも、お金の知識を向上させることもまた重要なスキルになります。

スケジューリング

いうまでもなくスケジュール管理は、時間という資源を大事にするためのものでもあります。ただ予定を忘れないようにするためだけにあるのではなく、作業の優先順位を決めるため、無理のない見積もりを立てるためなどにおいても重要です。

行き当たりばったりに依頼された仕事を受注し続けていると、時間がどんどん圧迫されてしまい、急な要望に応えられなくなってしまったり、ミスを生み出す原因にもなりかねません。

プログラム開発においては、スケジュールはできる限り多めに見積もっておいた方が良いと考えられてはいるものの、利益欲しさに短期間で仕事を片付けようとして、クライアントの過度な欲求に対応できず、問題になってしまうことは、よく起きている事例でもあります。

そのような問題を引き起こさないためにも、普段から無理のないスケジューリングが行えるように余裕を持って、計画を立てていくことが大切です。

情報発信スキル

情報発信スキルを向上させることができれば、多くの顧客にアピールする機会を増やすことにつながり、認知度が高まり、信用を得られるようになれば、そのぶん仕事も得やすくなっていきます。

何も情報を発信できていないよりも、自分の専門性を発信していたり、顧客にメリットのある情報を発信できている方が、顧客からの注目度も高まります。

必ずしも多くのインプレッション数を集める必要はなく、仕事を依頼する可能性の高い顧客に向けて、信用につながる情報を提供することができれば、それだけでも情報発信に充てる時間は役立つはずです。

情報発信を行うことは誰にでも可能であり、特別難しい技術を必要とはしないものの、あるとより効果を示すものをいくつか解説しておきます。

ライティングスキル

ライティングスキルを身につけることで、読者に理解しやすい文章や顧客とのオンラインでのコミュニケーション時に役立たせることができます。

プログラマーが書く文章は複雑で分かりにくいと思われがちですが、ライティングスキルを身につければ、その問題を解決することも可能になります。

どのような文章が理解されやすい文章なのか、役立ててもらえるようになるのかを考える上では、様々な分野の本などを参考にすると良いでしょう。そしてブログやSNSなどで良いので、実際にアウトプットとして情報発信を続けることにより、徐々に文章力は向上していきます。

言語化能力

どれだけ頭の中にアイディアがたくさん浮かんでいたとしても、言葉として相手に伝えられないようでは意味がありません。例え馬鹿げていると思えるようなアイディアでも、相手に伝えることによって、意味のあるアイディアに変わる可能性があります。

そのためには、まずは自分が考えていることをうまく言葉に変える練習を繰り返す必要があります。そのためにもやはりアウトプットが重要であり、家族や友人などでも良いので、何度も自分の考えを話し合うような機会を設けられれば、考えを言葉に変換する能力を向上させていくことができます。

情報量

ライティングスキルも言語化能力も、基礎となる情報量が不足していては、アウトプット量が満足に蓄積されず、なかなかスキルを向上させることはできません。

多くの人はインプットすることを目的として情報収集しているケースが多く、それではアウトプットにつながらないため、ライティングスキルや言語化能力を向上させることができないままでいるのです。

しかし、アウトプットのためにインプット量を増やすことができれば、自然と情報を求めるようになり、情報の循環が生まれることによって、自動的にスキルを向上させることができます。

技術者として、または情報発信者としても、この情報の循環を作り上げていくことが重要であり、自分にとって適した情報を蓄積し、顧客へのアピールにつなげていきたいところです。

まとめ

プログラマーがクラウドソーシングで案件を受注するためには、ただプログラマーとしての技術を磨けば良いというわけではなく、今回解説したようにときにはマーケッター、情報発信者、ライターとしての技術を身につけておくことにより、収入源を分散させることにつながります。

そのためには、まずはプログラマーの仕事について改めて理解を深め、さらにはプログラマーの将来性について考えてみましょう。

そして、副業の活動を活発化するためにクラウドソーシングについての概要を学ぶことも重要です。この記事ではクラウドソーシングの概要以外にも、新たな働き方としての活用法や将来性についても解説していますので、振り返って参考にすることをおすすめします。

実際にプログラマーとして案件獲得を目指そうとする前には、マッチングサービスを利用して、どのような案件が出されてあるのかの調査も実施しましょう。この調査はマーケティングにもつながり、ターゲットとなる顧客像を明確にすることにもつながります。

自分が獲得したい報酬や仕事を、どんな顧客が案件を出しているのか。クライアントの候補となる存在を明確にすることで自然とやるべきことが見えてくるはずです。この記事でも一例を示していますが、時代の変化と共に様々な分野での仕事が作られていくことになるでしょう。

そんな需要を探る意味でも、市場調査の実施は重要な意味を持つことになります。

この記事で解説しているような、プログラマーがクラウドソーシングを活用する際にデメリットとなるような要素というのは、プログラマーだけに限った話ではなく、どの職種においても言えることになります。つまり、誰もがこの課題を克服する必要があり、デメリットをメリットに変えるための活動を続ける必要があります。

その壁を越えられるようにするためにも、副業で結果を出せるようになるまでは辛抱強く、活動し続けていきましょう。

クラウドソーシングのデメリットをメリットに変えていくために、そして、案件を受注できるようにするためにも、必要とされるスキルを向上させる努力を続けていきましょう。

基本となるコーディングスキル、デザインスキルなどにWebサイトが作れるようになれば、それだけでも案件受注の可能性が高まります。万が一競合性が高まってしまっても、諦めることなく、ライティングスキルやマーケティング、ブランディングなどのスキルを磨くことに時間を費やすことで、市場価値を高めることができ、仕事の幅を広げることにもなるので、案件に対応できる機会も自然と増えていくはずです。

このように選択肢を増やしつつ、自分に適した方法を選択し、追求することで、少しずつ実績を積み上げていき、目標とする結果を手にしていきましょう。

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この記事の監修者

基礎知識も無いままにPythonのフレームワークであるDjangoを使ったアプリ開発を独学で完成させたことをきっかけに、2020年からフリーのプログラマーとして活動開始。現在はクラウドソーシングを活用して、Webコンテンツの開発、執筆作業を中心に、個人から企業まで幅広いクライアントからの依頼をこなしている。好きなプログラミング言語はPython。AWSを活用したインフラ構築やDevOpsの導入についても追求している。

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