在宅プログラマーとは?平均年収から多い案件まで解説

近年、IT業界で注目される「在宅プログラマー」という働き方。自宅で好きなときにプログラマーとして働けるとしたら、「ぜひ挑戦してみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、在宅プログラマーを目指す上で知っておきたい情報を解説します。在宅プログラマーの基本情報や目指す方法、気になる年収についても紹介します。

稼げる在宅プログラマーになるためのコツも教えるので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

在宅プログラマーとは

在宅プログラマーとは、「在宅で働くプログラマー」を指します。設計書に基づいてプログラムを組むのが、プログラマーの仕事です。

案件内容によっては、自宅のパソコンが1台あれば十分に業務が可能なケースも。実際に在宅で働く人も増えてきています。

オフィスに出社しないぶん、働き方の自由度は高め。案件を受注する際に業務ルールを提示されるので、それさえ守れば、自分で自由に仕事のペースを決められるケースが一般的です。

家事や育児、介護との両立もしやすく、ライフステージの変化にも対応しやすいと言えるでしょう。こうしたメリットに惹かれ、

  • サラリーマンの副業として
  • 学生アルバイトとして
  • フリーランスとして

在宅プログラマーという仕事を選択する人が増えているのです。

在宅プログラマーとして働く2つの方法

在宅プログラマーとして働く方法は、大きく分けて2つあります。

  • 会社員として企業に所属し、在宅ワークを行う
  • フリーランスとして独立し、自身の力で案件を受注する

それぞれについて、わかりやすく解説します。

【会社員】在宅プログラマー

ここ数年で、大きく変化したのが、在宅ワークに対する認識です。以前なら、オフィスに出社して仕事をするのが当たり前でしたが、近年「在宅でできる仕事は在宅でも良い」という風潮に変化してきています。

IT業界はもともとテレワークとの相性も良い分野で、プログラマーの仕事も例外ではありません。会社員として企業に勤めつつ、会社のルールに則って在宅で働く方が増えてきています。

企業に所属して仕事を行う在宅ワーカーの場合、働く場所が自宅になっても、基本的な働き方が変わるわけではありません。職場のチームの一員として案件をこなし、周囲と協力しながら仕事を進めていくことになるでしょう。もちろん給料は、所属先の企業から支払われます。自分自身の力で仕事の獲得のために動く必要もなく、安定した仕事環境を手に入れられる点がメリットです。

一方で、在宅ワークにおいても、所属先企業が課したルールは守らなければいけません。勤務時間や勤務形態、仕事のペースなど、完全なフリーランスに比べれば自由度は低めになってしまうでしょう。

【フリーランス】在宅プログラマー

フリーランスで働く在宅プログラマーは、特定の企業に雇われているわけではありません。あくまでも個人事業主として、自分自身で仕事を受注します。

当然、案件を受注できなければ儲けはなく、特に独立直後は、生活が安定しづらい点がデメリットと言えるでしょう。一方で、企業に雇われて働くよりも、自由度は圧倒的に高まります。就業時間や各種ルールについても、もちろん自分で決められます。

「平日は別の企業で仕事をして、週末だけ副業として在宅プログラマーになる」というケースも、こちらに当てはまるでしょう。

在宅プログラマーとして働くメリットとデメリット

近年注目される在宅プログラマーですが、この働き方にはメリットもあればデメリットもあります。在宅プログラマーを目指す前に、どちらもチェックしておきましょう。

在宅プログラマーのメリット

在宅プログラマーとして働くメリットは、「働く場所を自分の好きなように決定できる」という点です。「在宅」とはいえ、仕事場が自宅だけとは限りません。

お気に入りのカフェやコワーキングスペース、オフィスから遠く離れた場所など…必要なアイテムさえそろっていれば、どこででも仕事ができます。

プログラマーの中には、「作業に集中したいからできるだけ静かな場所を選びたい」という方も少なくありません。在宅という働き方を選べば、自分の好きな場所・時間帯を選択しやすいでしょう。

ただし、企業に所属して働く在宅プログラマーの場合、主にセキュリティの問題で、仕事をする場所や時間帯が社内ルールで決められている場合もあります。どの程度の自由が認められるのか、事前にチェックしておきましょう。

在宅プログラマーのデメリット

一方で、在宅プログラマーにもデメリットはあります。自由度が高い分、責任も大きいという点を頭に入れておいてください。

ひとりで一定レベルの仕事をこなし、さまざまなトラブルにも対応できる実力を求められます。チームで対応できる一般のプログラマーよりも、高いスキルが必要になるでしょう。

在宅プログラマーは初心者でも目指せますが、すぐに案件をこなし、高収入を目指すのは難しいもの。安定した収入を得られるまでには、ある程度の時間が必要になるケースが一般的です。

在宅プログラマーの平均年収は?

在宅プログラマーの平均年収は、「約400万円」と言われています。ただしこちらは、会社員として在宅で働く場合の目安です。

フリーランスの在宅プログラマーとして仕事をする場合、受注する案件によって報酬額は大きく異なります。どの程度の案件を受注できるかは、プログラマーとしてのスキルや実績によっても違ってくるでしょう。

しっかりとしたスキルを持つプログラマーであれば、会社に所属するよりも多く稼げる可能性も高いです。

会社員と在宅の年収の差は?

では、オフィスで働く会社員プログラマーと在宅プログラマーの間には、どの程度の年収差があるのでしょうか?

会社員としてオフィスで働く場合、プログラマーの平均年収は約400万円。企業に所属している人であれば、オフィスを選んでも在宅を選んでも、多くの場合年収は変わらないでしょう。

一方で、フリーランスとして仕事をする人の中には、年収1,000万円を超えるプログラマーやエンジニアもいます。年収の差は非常に大きいため、一定のスキルを身につけられた段階で、フリーランスとして独立するのもおすすめです。

稼げる在宅プログラマーと稼げない在宅プログラマーの違い

フリーランス在宅プログラマーの中には、たくさん稼げる人もいれば、あまり稼げない人もいます。先ほど挙げた通り、年収1,000万円を超える人がいる一方で、年収200万円にも満たないプログラマーもたくさんいるのです。

両者の違いは、「受注できる案件の差」から生まれるもの。充分なスキルと実績を持つ在宅プログラマーであれば、高額案件を安定して受注し、高収入につなげていけるでしょう。

一方で、以下の条件に当てはまる在宅プログラマーは、年収も低くなりがちです。

  • プログラミングに関する基礎知識は学んでいるものの、実践経験が浅い
  • 在宅プログラマーとしての実績がほとんどない
  • 仕事を回してもらうツテがない
  • 働ける時間や内容が限られている

プログラマーの需要が高まっている今、未経験のビギナーでもこなせる案件は決して少なくありません。とはいえこうした案件は、報酬額も限られているもの。安定して高収入を得ることは難しいでしょう。

とはいえ、こうした案件をコツコツと積み重ね、確かなスキルと実績を身につけられれば、徐々に稼げる在宅プログラマーへと近づけるでしょう。

どれ位のスキルレベルが必要?

在宅プログラマーを目指す上で、気になるのが必要とされるスキルレベルについてです。オフィスで会社員として働くプログラマーよりも、高いスキルが求められる在宅プログラマー。

具体的には、「即戦力」として働ける程度のスキルが必要です。まずは「対象の言語を使ってシンプルなWEBサービスを構築できる程度」を目指すと良いでしょう。

未経験者には、なかなかハードルが高いレベルですが、最低でもこの程度のスキルがないと在宅ワークは難しいというのが現実です。

  • プログラミングスクールに通ってプロから学ぶ
  • 将来的には在宅ワークを視野に入れつつ、実務経験を積むためにいったん企業に就職する

このような方法で、スキルレベルを高めていきましょう。「充分なスキルが身についた」と自信を持てた段階で、在宅プログラマーとしての仕事をスタートするのがおすすめです。

また、在宅プログラマーにはプログラミング以外の能力も幅広く求められます。

  • コミュニケーション能力
  • 自己管理能力
  • 問題解決能力
  • 営業力

特にフリーランスとして独立する場合、こうしたビジネススキルが案件受注に直結します。総合的に高めていきましょう。

在宅プログラマーにおすすめのプログラミング言語4選

在宅プログラマーとして多くの案件を受注するために、重要なのが「どのプログラミング言語を学ぶのか?」という点です。もちろん、多くの案件で求められる言語を幅広くカバーするのが効果的。

とはいえ、あまりにも難度が高い言語を選択してしまうと、習得できないまま途中離脱してしまう恐れもあるでしょう。初心者から在宅プログラマーを目指す際に、おすすめのプログラミング言語は以下の通りです。

Swift

SwiftはApple社が発表したプログラミング言語で、各種Apple製品向けアプリケーションの開発ができます。今、非常に注目されている言語と言えるでしょう。

コードが短く書きやすいため、初心者にとっても比較的学びやすい言語です。ほかの言語の特徴を取り入れていることもあり、関連させて学んでいける点も魅力の一つと言えるでしょう。

Python

コードがシンプルで見やすい分、初心者にとっても習得しやすいプログラミング言語です。人工知能にも搭載される人気の言語で、エンジニアからの支持も厚いという特徴があります。

「フレームワーク」や「ライブラリ」も豊富で、開発の目的に合わせた機能拡張も容易に可能。市場価値の高い言語であるため、積極的に学びたいところです。

JavaScript

Webサイトやアプリに欠かせないプログラミング言語で、多種多様なシーンで活用されています。初心者にとっても学びやすいだけではなく、汎用性の高さでも人気のプログラミング言語と言えるでしょう。

JavaScriptを習得できれば、Webサイトに動きをつけるなど、デザイン面にこだわった仕事も可能になります。

PHP

PHPは、Web開発で多く使われているプログラミング言語です。柔軟な対応が可能で、基礎知識を身につければ、すぐに簡単なアプリ開発も可能。

非常に人気のあるプログラミング言語ので、在宅プログラマー向け案件も豊富です。学んでいる人が多いので解説サイト等も豊富で、初心者でも学びやすいでしょう。

在宅プログラマーが案件を獲得する3つの方法

在宅プログラマーとして独り立ちするためには、案件を獲得しなければいけません。在宅プログラマー案件や仕事は、どう探せばよいのでしょうか?3つの方法を紹介します。

知人から仕事を紹介してもらう

過去にプログラマーとして実務経験がある場合、当時の人脈を活用して、案件を獲得できる可能性があります。人材不足が続いているプログラマー業界ですから、紹介によって仕事を得られるケースも少なくないようです。

知人から仕事を紹介してもらう場合、

・スキルのミスマッチが発生しづらい
・お互いの人間性がわかっている分、話がスムーズに進みやすい

といったメリットも期待できます。在宅プログラマーとしてデビューする場合、あらかじめ周囲に声をかけておくのもおすすめです。

求人サイトを活用する

インターネット上にはさまざまな求人サイトがあり、在宅プログラマーを募集する求人情報も少なくありません。気になる求人に応募して、無事に採用されれば案件を獲得できるでしょう。

エージェント型の求人サイトであれば、自身の希望に合った案件を紹介してもらいやすくなります。求人サイトごとの特徴も把握した上で、より効率良く働ける環境を目指してみてください。

クラウドソーシングを活用する

誰でも手軽に利用できるのが、クラウドソーシングの魅力です。在宅プログラマーを募集する案件も、多く見つかるでしょう。

初心者OKの簡単案件から、高難度の高収入案件まで、幅広くそろっている点もメリット。自分に合ったレベルの仕事を、気軽にスタートしやすいでしょう。

クラウドソーシングの場合、プログラミングに関するスキルや過去の経験を登録しておけば、相手方からスカウトが来る可能性もあり得ます。営業力に不安がある場合も安心です。

在宅プログラマーの求人募集例

では、在宅プログラマーは、具体的にどのように募集されているのでしょうか?
2つの事例を紹介します。

正社員求人

仕事内容:システムエンジニア/プログラマーの募集(未経験者可能)

  • アプリケーション開発
  • 業務用システム開発
  • メール配信システム開発
  • インフラ設計 など

※経験者のみ在宅ワーク(フルリモート可)
月給 260,000円?490,000円

学歴不問・未経験者OKの正社員求人情報です。
在宅プログラマーとして働けるのは経験者のみですが、業界未経験からでもITエンジニアを目指せる環境が魅力です。

フリーランス求人

仕事内容:Java/プログラマー/帳票ツールアプリ開発

  • SVF開発標準化ガイドラインの策定
  • マニュアル作成
  • Javaアプリ開発 など

※在宅OK
月給 450,000~550,000円(※スキルによって決定)

こちらは、より高いスキルを求められるフリーランス求人情報です。
実績に応じて、長期の参画も可能な職場です。

在宅プログラマーの仕事が探せる求人サイト3選

在宅プログラマーの仕事を探したい!と思ったときには、まずは求人サイトをチェックしてみましょう。
おすすめのサイトを3つ紹介します。

Indeed

複数の求人サイトとの提携によって、幅広い求人情報を一度に検索できるのが、Indeedの魅力です。掲載されている求人数は世界最大級、毎月2.5億人以上がサイトを訪れていると言われています。

プログラマー案件だけに特化したサイトではありませんが、掲載求人数が多いため、「在宅プログラマー」や「未経験可」といったキーワードでもヒットしやすい点が魅力。

「企業に正社員として所属し、在宅ワークをしたい」と思う方にもおすすめの求人サイトです。

レバテックフリーランス

レバテックフリーランスは、フリーランスとして働くエンジニア向けの専門エージェントです。高単価案件が多数あり、在宅で働けるものも多く掲載されています。

案件の提案から決定まで、プロが間に入ってしっかりとサポートしてくれるため、マッチング精度が高いという特徴があります。在宅プログラマーとして仕事をしつつ、スキルアップを目指せるでしょう。

Remogu

Remoguは、フリーランスのリモートエンジニアに特化したジョブエージェントです。サイト上で過去の経歴と希望条件を登録しておけば、希望条件に合った求人情報を紹介してもらえるでしょう。

単純に求人情報を紹介してもらうだけではなく、より有利な条件で契約できるよう、交渉も代行してもらえます。

在宅案件の多い仕事内容

プログラマーの仕事は多岐にわたります。在宅案件で多いのは、以下のような仕事です。

  • WEBサービスの開発
  • スマートフォン向けアプリの開発

これらの仕事の特徴は、インターネット上での公開を前提に作られるものであるという点です。だからこそ、ネット環境さえあれば自宅でも作業がしやすく、また情報共有も簡単にできます。

実際に在宅案件の仕事内容をチェックしてみると、これら2つに分類される仕事が多いことに気付くはずです。もともとこうした分野を目指している人であれば、仕事を探す際に案件が少なくて苦労することはないでしょう。

在宅では難しい仕事内容

一方で、在宅での対応が難しいのは、以下のような仕事内容です。

  • セキュリティ上の制約がある
  • 特定の機材との接続が必要なシステム
  • オフィスでの機器管理が必須である

特に金融系のシステムでは、厳しいセキュリティ対策が求められるケースも多いもの。在宅での対応は難しいでしょう。このほか、機器やシステムの関連で、「出社しなければ仕事ができない」という案件も決して少なくありません。

在宅プログラマーの需要と将来性

これから在宅プログラマーを目指す方にとって、気になるのが将来性についてです。プログラマーの需要は、今後も高まっていくと予想されます。

近年、在宅ワークを積極的に取り入れる企業も増えていますから、在宅プログラマーの今後も明るいと考えられるでしょう。

ただし、IT業界は猛スピードで進化し続けている業界であり、プログラミングについても例外ではありません。単純に「今困っていないから良い」と考えるのではなく、今後の流れを読み、常に自身のスキルをブラッシュアップし続ける必要があります。

必要な知識やスキルを学び続ける熱意と覚悟があれば、在宅プログラマーとしての将来も広がっていくでしょう。

在宅プログラマーの年齢層

在宅プログラマーの年齢層は、20代~40代が中心です。特に20代~30代の、比較的若い世代の人が多く働いています。

会社に所属して仕事をしている在宅プログラマーの場合、年齢を重ねることで、システムエンジニアやプロジェクトマネージャーなどへキャリアアップするケースもあります。すると必然的に、現場の在宅プログラマーの年齢層が下がるというわけです。

またフリーランスで働く在宅プログラマーの場合も、年齢層は比較的若いと言えるでしょう。フリーランスに年齢制限はありませんが、案件を受注する際に、年齢制限で引っかかってしまうケースは意外と多く見られます。

プログラミングやエンジニアの仕事には、常に最新技術を学び続ける柔軟さや、体力・気力が求められるもの。50代・60代になると、「ついていくのが厳しい」と感じる方も多いようです。

とはいえ、明確な年齢区分があるわけではなく、高齢になっても求められる在宅プログラマーがいるのも事実です。自分なりの付加価値を意識して実績を積み重ねていくことで、年齢に負けない働き方を実現できるでしょう。

在宅プログラマーに向いてる人向いていない人

在宅プログラマーという働き方には、メリットもあればデメリットもあります。「なんとなく自由な雰囲気でいいな」と思って飛び込んでも、「自分には向いていなかった…」と後悔するケースも少なくありません。

では、在宅プログラマーに向いているのは、どのような人なのでしょうか?以下のポイントを参考にしてみてください。

在宅プログラマーに向いている人の条件3つ

  • プログラミングが好きで、苦ではない人
  • 自己管理やスケジュール管理が得意な人
  • 自分一人で黙々と作業するのが得意な人

プログラマーとして在宅で仕事をするためには、大前提として「プログラミングが好きであること」が求められます。一人で黙々と作業していく仕事は、好きでなければ務まらないでしょう。

また特にフリーランスとして仕事をする場合、各種マネジメントを自分自身で行う必要があります。自分自身で計画を立て、その通りに物事を進めていくことに対して、喜びを抱けるような人に向いているでしょう。

在宅プログラマーに向いていない人の条件3つ

  • 自分自身の責任で動くことが苦手な人
  • 孤独な作業にストレスを溜めがちな人
  • 収入を安定させたい人

在宅プログラマーは、スケジュールや仕事の質、各種交渉など、幅広い業務を自身の責任で行うよう求められます。トラブルが発生した場合も、基本は自力で対処することに。

こうした対応が苦手な方は、在宅ワークではない方が、うまく働けるでしょう。またフリーランス在宅プログラマーは、収入が不安定になりがちです。「毎月安定した収入を得たい」と思う場合には、企業への就職を検討してみてください。

休日だけ在宅プログラマーとして働くことは可能?

在宅プログラマーを目指す方の中には、休日だけプログラマーとして働く、副業プログラマーを目指す方もいます。結論からお伝えすると、休日だけ在宅プログラマーとして働くことも、もちろん可能。この場合、フリーランスとして案件を受注するスタイルを選択するのがおすすめです。

現在、現役でプログラミング関連の仕事をしている場合、休日のみの在宅案件を獲得するのは、決して難しくありません。何と言っても、「現役で実績を積んでいる」という肩書きが、何よりの信頼につながるでしょう。高額案件を受注できれば、稼働時間が土日だけであっても、高収入を得られるはずです。

一方で、未経験の方にとっても、「休日だけ在宅プログラマーとして働く」というスタイルにはメリットがあります。プログラミングスクールや独学で最低限の技術は学んだとしても、本当にプログラマーとして働けるのかどうか、不安を感じる方は少なくありません。ほかに本業があれば、より気軽にプログラマーとしての一歩を踏み出せるのではないでしょうか。

また未経験から在宅プログラマーを目指す場合、収入面で苦労するケースも多く見られます。「収入の柱はあくまでも本業」と割り切ることで、金銭的に困る場面も少なくなるでしょう。

もちろん、休日のみの在宅プログラマーとして実績を積んでいけば、いずれ在宅プログラマー1本で生活できる可能性も。プログラマーデビューの足がかりとして、「休日のみ」という働き方はぴったりなのです。

休日だけ在宅プログラマーとして働く場合の収入の目安は、月に1万円~10万円程度と言われています。仮に「月に平均5万円」稼ぐとしたら、年収では60万円アップする計算になります。空いた時間を活用し、これだけ年収アップできるのであれば、「おいしい」と感じる方も多いのではないでしょうか。

在宅プログラマーはプロジェクトマネジメント力も必要

在宅プログラマーにとって、欠かせない能力の一つがプロジェクトマネジメント力です。プロジェクト全体をマネジメントする能力は、「個人で仕事をするなら必要ないのでは?」と思うかもしれません。しかし実際には、以下のような能力が必須になります。

見積もり力

在宅プログラマーとして案件を受注する場合、募集段階で納期や報酬に関する交渉をします。充分な作業時間と報酬を得るためには、仕事をスタートする前の段階で、適切な工数とそれに見合った報酬額を見積もる必要があるのです。
見積もりを誤れば、

  • スケジュールが非常にタイトで、納期までに間に合わなかった
  • 案件内容に見合わない報酬を請求し、企業側から断られてしまった

といった事態に陥りかねません。
在宅プログラマーとして案件を受注し、滞りなく完了させるためにも、見積もり力を磨いておきましょう。

スケジュール管理能力

在宅プログラマーとして働くなら、スケジュールを管理・調整する能力も必須です。案件によっては、一定期間ごとに途中経過を報告するよう求められるケースも。

単純に「納期に間に合えば良い」というだけではなく、「スケジュールどおりに進めていく」ことが重要です。

スケジュール管理が疎かになれば、クライアントとの間の信頼関係が崩壊してしまいます。その時の仕事はきちんと完了しても、継続して仕事を得るのは難しくなってしまうでしょう。

スコープ管理能力

「スコープ管理」とは、案件の目標を設定し、そのために必要な作業の内容や成果物を明らかにすることを言います。スコープ管理能力がないと、本来自分の仕事ではない項目まで、余計に抱え込んでしまう可能性があるでしょう。

自分の仕事ではない業務をただでこなせば、その分、時間と手間が発生してしまいます。こなせる仕事量が減少すれば、在宅プログラマーとしての収入減に直結するでしょう。

特に、正社員として働いていた人がフリーランスへと転向する場合、スコープ管理能力は必須です。正社員プログラマーの場合、「言われた仕事をこなしていれば、企業からお給料が支払われる」というスタイルが基本。

しかし、フリーランスはそれとは異なります。「提示された報酬にはどこまでの業務が含まれているのか」、「予定外の業務を依頼された場合、どれだけの費用を請求するのか」、きちんと管理できる能力を身につけておきましょう。

在宅プログラマーとして収入を増やすコツ

最後に紹介するのは、在宅プログラマーが収入を増やすコツについてです。
3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

高単価案件を狙う

在宅プログラマーとして収入アップを目指すなら、高単価案件を狙ってみるのがおすすめです。数あるプログラミング言語の中には、高単価のものも少なくありません。ぜひ積極的に学んでみてください。

  • PHP
  • JavaScript
  • Go
  • java

これらの言語は、特におすすめです。基本的な知識を身につけたあとは、実践力についてもしっかりと磨いてみてください。

資格を取得する

収入を上げるためには、できるだけ多くの案件への参加が必要。そのためには、クライアントに対して、自分自身を効果的にアピールする必要があるでしょう。

アピール方法はいくつかありますが、その中でもおすすめは、資格を取得する方法です。クライアントが求めているプログラミング言語について、一定の技能を認める資格を取得していれば、案件を獲得できる可能性は高まります。ぜひ積極的に取得を検討してみてください。

WEBサービスを制作する

こちらも、クライアント向けのアピール方法の一つです。自分自身でWEBサービスを制作し、ポートフォリオとして提示すると効果的です。

自身で制作したWEBサービスは、「この人は何が得意でどんな仕事をこなせる人間なのか?」という点をわかりやすく示してくれるもの。

興味を持ってもらうきっかけにもなるでしょう。自身のスキルを証明する資料として使え、クライアントの間でミスマッチが発生するリスクも低減できます。

まとめ

今回は、在宅プログラマーについて詳しくまとめました。新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、在宅プログラマーという働き方が広く注目されるようになりました。

「自宅で自由に働きつつも、高収入を目指したい」という思いで、プログラミング学習をスタートする方は決して少なくありません。

とはいえ、在宅プログラマーという働き方にはデメリットもあります。「こんなはずじゃなかった…」というミスマッチを避けるためには、あらかじめ必要な知識を身につけておくのがおすすめです。

自分の自由に仕事を進めていける一方で、高いプログラミングスキルと管理能力を求められるのが、在宅プログラマーの特徴です。

未経験から目指す場合、まずはとにかく自身のスキルの向上を目指すと良いでしょう。また同じ在宅プログラマーでも、「企業に所属して在宅で働く」のか「フリーランスとして在宅で働く」のかによって、収入面やワークスタイルに非常に大きな違いがあります。

自身のスキルに自信がなく、また十分な実績もない場合、まずは企業に所属して腕を磨くのもおすすめです。最初から在宅で働くのは難しくても、経験を積んだ上で、在宅ワークを認めてもらえる可能性も高くなるでしょう。

在宅プログラマーを目指すなら、ぜひ自分に合った方法を意識してみてください。理想の働き方を実現しましょう。

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この記事の監修者

ユーザーに本当に価値ある情報を届けるplusbox式メディア構築。
「プログラミング副業の教科書」では机上の空論ではなく、プログラミング業界の専門家へのインタビュー、監修をして頂きながら、今からプログラミングで副業をはじめるユーザーのための情報を提供していきます。

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