副業におすすめのプログラミング言語とは?

稼げる副業として人気の高いプログラミング。ただ、ひと口にプログラミングといっても、使用されるプログラミング言語はそれぞれに異なります。比較的簡単に習得できるものから、難易度が高いゆえに習得していると重宝されるものまで、実にさまざまな種類のプログラミング言語が存在しているのです。

今回は、数あるプログラミング言語の中でも、特に副業プログラミングにおすすめの言語をピックアップしてご紹介します。また、どのようなポイントを意識して自分が学ぶべきプログラミング言語を選べばいいかについても解説しますので、どの言語から学習しようか迷っている方はぜひチェックしてみてください。

この記事はこんな人におすすめ
  • 稼ぐためのプログラミングは難しくない理由を知りたい
  • 初心者がまず学ぶべき3つの言語を知りたい
  • 副業プログラマーにおすすめの5つの言語を知りたい

この記事の監修者

基礎知識も無いままにPythonのフレームワークであるDjangoを使ったアプリ開発を独学で完成させたことをきっかけに、2020年からフリーのプログラマーとして活動開始。現在はクラウドソーシングを活用して、Webコンテンツの開発、執筆作業を中心に、個人から企業まで幅広いクライアントからの依頼をこなしている。好きなプログラミング言語はPython。AWSを活用したインフラ構築やDevOpsの導入についても追求している。

目次

初心者がまず学ぶべき3つのプログラミング言語

HTML

厳密にいえばプログラミング言語ではなくマークアップ言語と呼ばれるものですが、Webページの制作には欠かせない言語であり、プログラマーとして受ける案件の中にもHTMLの知識を必要なものがたくさんあります。Web系プログラミング言語として、ぜひ習得しておきたい言語のひとつです。

甲斐義崇さん

Webページを開発するために避けては通れない言語になります。現在は無料のサイト構築サービスが普及したことで、知識がなくてもサイトを作れるようになっていますが、HTMLを学ぶことによって、そのようなサービス内でも自由にサイトを改善することができるようになります。

CSS

CSSもHTMLと同様に、Webページの制作に関わる言語です。CSSはWebページのデザインを設定するために用いられます。厳密にはプログラミング言語ではないということもHTMLと同じで、より正確にはスタイルシート言語というものです。

Webページのデザインを設定し、ビジュアルを整えるために使われます。CSSを用いれば、Webページ全体のデザインを一括で変更したり、微調整を加えたりできますので、作業を効率的に進められます。

甲斐義崇さん

HTMLによってコーディングされた要素のレイアウトを設定したり、JavaScriptを使用せず高速でコンテンツにアクション効果を与えたりと、作業範囲はかなり広いと言えるでしょう。

javaScript

Webページ上で動きのある要素、たとえばスライドショーやポップアップの表示などを設定するプログラミング言語です。Android向けのアプリケーションや銀行で使われるシステムなど、幅広い分野で用いられる汎用性の高さが魅力です。環境を構築することなく学習できるため、プログラミングに慣れていない初心者の方におすすめです。

他のプログラミング言語と比べると実務レベルの知識やスキルを身につけやすい点も、「まずはWeb系プログラミング言語を学ぶ」という流れが選ばれやすい理由のひとつです。

その他の場面で使われるプログラミング言語と比べて、Web系の言語は実務に近い形の学習をしやすく、未経験の方でも比較的早い段階で高いスキルを身につけることが可能なのです。

甲斐義崇さん

初学者でも短時間でこの言語の強みを活かせるようにするには、jQeryやVue.jsといった初学者でも扱いやすいライブラリを導入すると良いでしょう。そのほかマークアップ言語とJavaScriptによって構成されているBootstrapなども人気があるライブラリの一つで、このようなものを活用することで、Webページ開発の効率性を高めることにもつながります。

副業プログラマーにおすすめのプログラミング言語5選

Ruby

Rubyは日本で開発されたプログラミング言語です。楽しくプログラミングできるように設計されており、コードがシンプルなので、初心者におすすめです。便利なフレームワークが用意されているのも魅力的ですね。

甲斐義崇さん

副業案件としてはそれほど多くはない印象がありますが、最近はスマホゲームの開発案件によく使われている言語でもあるので、ゲームテスターとして仕事を得ようとしていたり、実際にゲーム開発案件を得たい人にはメリットのある言語と言えるでしょう。

PHP

Web開発に特化している、専門性の高い言語です。Webサイトの制作に使われる「WordPress」を構成している言語であり、Web開発において長く使われているという歴史を持っています。世界的に利用されているため情報が得やすく、初心者におすすめです。

甲斐義崇さん

Webページの作成、業務システム開発などの案件でよく使われています。WordPressなどのCMS導入案件の他にも、フレームワークのLaravelやsymphonyなどのスキルがあれば、より規模の大きな仕事にも対応することができます。

Python

人工知能に関連する分野で使われることが多い言語です。AIの開発や機械学習などにおいて活用されます。コードがシンプルで、初心者でも比較的チャレンジしやすい言語のひとつです。Webアプリケーションやスマートフォン向けアプリケーションの開発にも利用されており、汎用性の高さが魅力です。

甲斐義崇さん

Pythonを使った副業で特に多い案件に、データ収集、分析や自動処理などがあります。特にPythonの強みでもあり、多くのライブラリを学んでおくことで、仕事につなげやすくなっていくでしょう。

Swift

Apple社が開発したプログラミング言語がSwiftです。iOSやMacOSで動作するApple社公式の言語であり、iphone向けのアプリケーションなどを開発する際には欠かせません。iphone向けのアプリは今後も高い需要が期待できるため、将来性を重視する方におすすめです。

甲斐義崇さん

iOS対応のアプリケーション開発に特化しているとはいえ、開発者の中でも人気上昇中の言語です。よく比較対象とされる言語にGoogleが開発したGoがありますが、GoはAndroid対応のアプリケーション開発によく使われる言語の一つです。

Java

世界中でもっとも広く使われているプログラミング言語がJavaです。
プラットフォームに依存しないため、OSを選ばずに動作させられるのが大きな特徴です。
汎用性が高く、Web上で使われるアプリケーションのほか、スマートフォン向けアプリケーション、各種ゲーム、業務システムなど、幅広い場面で使われます。

甲斐義崇さん

小規模から大規模の開発事業に対応し得るスペックを持っている言語です。他の言語と比較しても学習難度は非常に高いと考えられてはいるものの、古い歴史のある言語でもあるので、多くの情報を参考に学習することができます。初学者には学習ハードルが高く感じられるかもしれませんが、習得することでより大きな案件に取り組めるようになるので2つ目の言語取得の際などに検討してみると良いでしょう。

プログラミング言語を選ぶ前に知っておきたいこと

習得を目指すプログラミング言語を選ぶ前に、まずはプログラミングに関する基本的な情報を知っておきましょう。プログラミング初心者の方の多くは、そもそもプログラミングとはいったい何かを、よくわかっていないのではないでしょうか?

冒頭でも少しご紹介しましたが、「コンピューターにわかる形でこちらの命令・指示を伝える」ことをプログラミングといいます。そして、そのために必要になるのがプログラミング言語です。

プログラミングを学ぶメリットにはいろいろなことありますが、主なこととしては「今後さらに市場が拡大することが期待できるIT関連の仕事ができる」「プログラムを開発して発信できる」「論理的な思考能力が自然と身につく」などが挙げられます。

また、プログラミング技術はさまざまな業界で使われています。Webサイトの制作はもちろん、スマートフォン向けアプリケーションの制作やSNSの開発、AIやIoTなどの技術にも深く関わっています。

今後も発展が続くだろうと予測されるテクノロジーに携わる仕事をしたいのであれば、プログラミング技術はとても重要なスキルです。こういったメリットがモチベーションにつながれば、言語の習得を達成しやすくなるでしょう。

甲斐義崇さん

誰でも勉強し始めの頃はモチベーションも高まっているものですが、少し時間が経てばそのモチベーションを維持することは難しくなってしまいます。プログラミングスキルを仕事で使えるレベルにまで向上させるには、多少の努力の積み重ねは必要になります。プログラミング学習をすることによって、どのような未来が想像できるのかを明確にし、地道に少しずつでも前に進んでいけるように無理のない学習プランを設計しておくことが挫折の原因を作らないことにつながります。

プログラミング言語にはたくさんの種類がある

コンピューターに対して指示を出し、思い通りの動作を実現させるために必要不可欠なのがプログラミング言語です。日本語や英語などのような、人間同士がコミュニケーションを取る際に使う自然言語とは異なり、人とコンピューターが互いに理解し合えるようにつくられています。

そもそも、コンピューターが使用する「機械語」「マシン語」と呼ばれる言語は、0と1で構成された数列です。この数列を人間が理解するのは難しいですよね。そして、もちろんコンピューターのほうも、我々の使う英語や日本語といった言葉で出された指示や命令を理解することはできません。

0と1で構成されている数列と人間の言語という双方の、仲介を果たすのがプログラミング言語というわけです。プログラミング言語を使ってコンピューターへの命令を記述することで、その命令が機械語に変換され、コンピューターは命令に基づく作業を行います。

プログラミング言語があって初めて、コンピューターをこちらの意図通りに動かせるようになるというわけです。つまり、プログラミング言語の習得は、IT技術を学ぶうえでは必要不可欠なものであるといえます。

副業に適した言語だけ習得すればOK

人間とコンピューターとの意思疎通を仲立ちしてくれるプログラミング言語は、たくさんの種類に分かれています。それぞれの言語によってつくれるものや得意な分野が異なるため、コンピューターを使って何をしたいかという必要に応じて使い分けられているのです。

そして当然ながら、できることや得意分野が異なるということは、言語の種類によって需要の多寡も異なるということです。プログラミング業務にはさまざまなものがありますが、特に多く使われる需要の高い言語、副業プログラミングとしての観点から言えば「稼げる」言語はあくまでその中の一部です。

趣味でプログラミングを始めるというのならこの限りではありませんが、副業で稼ぐことを目的としてプログラミングを学ぶ場合には、それに適した言語を選ぶ必要があります。

甲斐義崇さん

「稼げる」言語を見つけていく中で、自分が使いやすいと感じる言語を見つけていくことも重要です。なぜならプログラミング言語は、言語ごとに学習難度が変わったり、コードの書きやすさも個人差があるからです。結果的に自分が使いこなせるような言語を見つけることが「稼げる」言語とも言えるでしょう。

副業に適したプログラミング言語はWeb系

プログラミング言語にはさまざまな種類があり、業務や作業の内容に合わせて、いちばん適したものを選んで使い分けることになります。

どのようなプログラミング言語にもそれぞれの得意分野があり一定の需要があると考えていいですが、副業で稼ぐためにプログラミング言語を学ぶ場合におすすめなのはWeb系のプログラミング言語です。

そのいちばん大きな理由は、Web系システムの開発・制作に関わる業務は需要が高いという点にあります。近年はさまざまな業界で、ビジネスにおけるアナログ業務をWeb上で行える業務へと移行していく動きが活発になっています。こういった背景から、Web系システムの開発需要が高い状況が続いているのです。

フリーランスへ外注される案件はWeb系の業務が多い

副業としてプログラミングを行い、安定して稼ぐためには、多くの案件で役に立つプログラミング言語を身につけることが必要です。その点において、多くの業界で需要が高いWeb系システムの開発・制作に使われるWeb系のプログラミング言語はとても魅力的です。

プログラミングを副業とする場合、フリーランスとして案件を受注する人が多いですが、フリーランスのプログラマーへ外注される案件にはWeb系の業務が多いのも見逃せないポイントです。

甲斐義崇さん

特に需要の高い言語として、Java、PHP、Python、C++、Rubyなどがあります。業務内容によってもシステムの複雑さ、規模が異なるため、使用言語が変わります。仕事選びの際はその点も注目してみると良いでしょう。

稼ぐためのプログラム言語の選び方

副業で稼ぐことをいちばんの目的としてプログラミングを学ぶのであれば、習得するプログラミング言語の選び方は「稼げるかどうか」を重視したものになります。今回は稼ぐためのプログラミング言語とはどんな点に着目して選ぶべきかを、4つのポイントに分けてご紹介します。

学習しやすいか

稼ぐためにプログラミング言語を学ぶのであれば、学習しやすいもので、難易度が比較的低いものを選ぶのがおすすめです。一からプログラミング言語を学ぼうとする人の中には、その難しさから途中で挫折してしまう人が多いです。

特に社会人として働きながら、並行してプログラミング言語の学習を進める場合、休日や休息時間を削って勉強するだけでも大きな負担となります。加えて学習の内容も難しいとなれば、モチベーションが下がってしまうことがあるでしょう。プログラミング初心者であればなおさらです。

どのプログラミング言語の学習も難しいのは確かですが、その中でも難易度には差があります。途中で挫折して副業プログラマーになる道を自ら断ってしまうことのないよう、まずは難易度が低めで学習しやすいプログラミング言語からチャレンジしてみましょう。

習得難易度が低いプログラミング言語はそれだけ勉強にかかる時間も短くて済むので、できるだけ早くプログラマーとして収入を得られるようになりたいという方にもおすすめです。

甲斐義崇さん

フリーランスとして、もしくは副業でできるだけ早く稼げるようになりたいのであれば、PHP言語によって開発されたCMS(WordPressやEC-CUBEなど)が使えるようになるだけでも、仕事の獲得率を上げることができます。PHPはプログラミング言語の中でも学習難度が低めであるため、初心者にとってもおすすめの言語です。

案件が豊富か

先ほどもご紹介しましたが、ひと口にプログラミングといっても業務の内容によって使用される言語は異なります。

「稼ぐために」とせっかく努力してプログラミング言語に関する知識やスキルを身につけても、需要が低く、発注されている案件の少ない業務に使う言語では満足のいく収入を得るのは難しいですよね。

「稼ぐ」ということをいちばんの目標とするのであれば、市場に案件が豊富に出回るような業務で使うプログラミング言語を選ぶことが大切です。

甲斐義崇さん

市場でどのような案件が人気があるのか、競合性が低いかといったことを調査することも大切です。自分に適した言語を見つけることも大事ですが、需要がなければ仕事を得ることは難しくなってしまうので、言語学習前には市場状況を分析することをおすすめします。

応用しやすいか

「応用しやすいかどうか」という点も、プログラミング言語選びでは重要なポイントです。用途や得意分野の違いによってさまざまなプログラミング言語が使い分けられているとご紹介しましたが、中には幅広いシーンで使える汎用性の高い言語もあります。

たとえばWebサイトなどのWeb上で使うアプリケーションや、スマートフォン向けのアプリケーション、AIを利活用するサービスの開発など、多くの場面で使えるプログラミング言語もあるのです。

特に「稼ぎたい」ということがいちばんの目標であり、プログラマーとして制作したいものが明確に決まっているわけではない方にとっては、汎用性が高く、さまざまなシーンで応用できるプログラミング言語を身につけるほうが大きなメリットを得られるでしょう。

甲斐義崇さん

例えばPythonであれば、YouTubeやInstagram、Dropboxなどの開発に使われていて、フルスタックフレームワークのDjangoによって開発されています。それ以外にもデータ分析やAI開発などの分野にも幅広く対応するためのライブラリが豊富に用意されています。このような情報を得ることで、言語ごとの応用範囲を知ることができます。

トレンドとマッチしているか

案件の多さや需要の高さと少し意味が重なってしまいますが、業界のトレンドや需要とマッチしているかどうかも重要視するべきポイントです。

IT関連の業界において関心を集めていて、技術の発展や革新がめざましい分野の業務に関わるプログラミング言語は、将来的に案件が増えていく可能性が高いですよね。

今現在の需要も大切ですが、将来性があるかどうかも、習得すべきプログラミング言語を選ぶ際にはしっかり考えておきたいポイントです。

甲斐義崇さん

一つの言語を追求することはとても大事なことですが、技術的な面で言えば、需要が高まっているライブラリであったり、開発事案などに注目してみることで、自分が使用する言語の将来性を考えることもできます。流行りにただ乗るのではなく、今自分がやろうとしていることが、将来的にも役立つような言語選びや使い方を追求していきましょう。

稼ぐためのプログラミングが難しくない理由

プログラミング言語の習得は、もちろん簡単なことではありません。言語によって習得難易度に差があるのは確かですが、それはあくまで言語同士を比較してのこと。習得難易度が低めのプログラミング言語であっても、実務レベルで使えるようになるにはしっかり勉強する必要があります。

そう聞くと「未経験から副業プログラミングを始めるのは厳しいかな」と感じる方が多いかもしれません。ですが、プログラミングを習得する理由が「稼ぐため」であるなら、さほど難しいことではないともいえます。

プログラミング技術を極めようとして学習するのは大変なことですが、自分にできる範囲の案件を受注して稼ぐことが第一の目標である方にとって、必要なレベルのプログラミング技術の習得はそこまで困難なことではないのです。

なぜなら、稼ぐことがいちばんの目標であるならば、各種プログラミング言語を初めから完璧にマスターする必要はないからです。

大切なのは的確に検索して調べる能力

実のところ、独学で学ぶにせよ、プログラミングスクールを活用するにせよ、実際に仕事を経験してみなければプログラミング言語の知識を実務に応用して活かせるようにはなりません。案件を受ける前に知識やスキルを完璧にしておくことは、もともと不可能といっていいでしょう。

実際にプログラミング業務にあたるうえで大切なのは、わからないことがあったら的確に検索して調べる能力です。プログラミング言語に関する基礎的な知識やスキルさえ身についていれば、たとえわからないことがあってもちゃんとインターネットで検索して解決できるようになります。

わからないことや、上手くいかないことについてはどう解決すればいいか、その手順を理解して実践できさえすれば、ほとんどの案件はこなせるのです。

甲斐義崇さん

よく行われている勉強のやり方として、基礎知識を暗記しようとする人がいます。ですが、実践的な現場ではケースバイケースで身に付けている知識と、ネットや参考書などから問題解決策を見つけ出すようなことはよくあります。つまり、プログラミング学習において暗記というのは必ずしも必須ではなく、それ以上に現場では問題解決能力や検索能力の方が重要視されています。

プログラミング初心者が犯しがちな失敗例

プログラミング言語は、ただがむしゃらに頑張れば身につくというようなものではありません。初心者が犯しがちな失敗例をまとめましたので、ぜひこれらを意識して学習に臨んでみてください。

ハードルを上げすぎる

未経験でITに関する知識をあまり持っていない状態から、突然レベルの高いスキルを身につけようとしても当然上手くはいきません。難易度の高い言語や知識に挑戦して挫折してしまうと、「自分にプログラミングは向いていない」と目標を諦めてしまうことにつながります。最終的な目標や理想は高くてもいいのですが、次にクリアすべきハードルとしては現実的な目標を設定しましょう。

甲斐義崇さん

プログラミングというものは、完成すればそれで終わりというわけではありません。つまり、どんなに小さなプログラムでも時間をかけて大きなものに成長させていくことができます。ですが、いきなり大きなものに作り上げていけるわけでもありません。そのことに気づければ、あまり意気込み過ぎず、楽しくプログラミングを続けることができるはずです。

丸暗記する

プログラミング言語の学習において、丸暗記は必要ありません。暗記しようとせずとも、わからないことや忘れたことは検索して調べればすぐに答えが出てきます。わからない点を暗記するまで次に進まないことよりも、その都度調べながら前に進むことを意識しましょう。

甲斐義崇さん

プログラミングを活用する現場では自分が知らないことの方が多いのが現実で、その都度問題を解決させるために、インターネットや参考書を当たり前に活用します。丸暗記する時間があるくらいならば、何か一つアプリを作ってみて、どれくらい時間がかかるのかや、自分なりにアイディアを形にするといった独自の開発をやってみる方が、学習による効果を期待できます。

コーディングをしない

参考書などから情報を得るだけでは、プログラミング技術は身につきません。教材から知識を得たら、次は実際にコーディングして、結果を確認したりエラーに対処したりするといった経験を積むようにしましょう。

甲斐義崇さん

デスクに向かい続けることが苦手な人は、そもそもプログラミングには向いていません。しかしながら、日本人だけでなく世界中の人口を分析したとしても、おそらく長時間コーディングし続けることができる人は、ほんの1割〜3割くらいなものでしょう。元々プログラミングがそういうものであるという認識を持っていれば、適度に休憩を挟んだり、疲れたらちょっとだけ息抜きをするという時間を取り入れることで、多少デスク作業の苦手意識を解消させることができるかもしれません。

エラーが出たら諦める

エラーをすぐに解決できず、そこで諦めて挫折してしまう初心者は多いです。ですが、プログラミングをするうえで、エラーが出ることは日常茶飯事です。ベテランのプログラマーやエンジニアでもエラーを出すことはしょっちゅうあります。そのエラーを解決することで成長していけるのですから、ネットで調べたり誰かに相談したりしながら諦めずに向き合いましょう。

甲斐義崇さん

プログラミング開発というのは、そもそもエラーの連続です。そのエラーがあるからこそ、より洗練されたプログラムが開発されていきます。そのエラーを解決させるためには、組織立てられた仕組みが重要であるのはもちろんのこと、個人的な技術を向上させておくことも大切なことです。プログラミング学習中にエラーが出ても、それは当たり前なことと認識できるように意識を変えていきましょう。その意識改革こそ、プログラミングスキルを向上させることにもつながっていきます。

まとめ

今回は、副業として稼ぐためにプログラミングを始めたいと考えている方におすすめのプログラミング言語と、その選び方についてご紹介しました。

「プログラミングを学びたいけれど、どこから手をつければいいかわからない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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基礎知識も無いままにPythonのフレームワークであるDjangoを使ったアプリ開発を独学で完成させたことをきっかけに、2020年からフリーのプログラマーとして活動開始。現在はクラウドソーシングを活用して、Webコンテンツの開発、執筆作業を中心に、個人から企業まで幅広いクライアントからの依頼をこなしている。好きなプログラミング言語はPython。AWSを活用したインフラ構築やDevOpsの導入についても追求している。

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