副業向きプログラミングスクールは通学?オンライン?メリットデメリットを紹介

プログラミングスクールには、大きく分けて通学型とオンライン型の2種類があります。どちらも選べる環境下では、「どちらのメリットの方が大きいのだろう」と気になる方も多いのではないでしょうか?

通学型とオンライン型には、それぞれ異なるメリット・デメリットが存在しています。自分にぴったりのプログラミングスクールを選ぶため、今回紹介する情報を参考にしてみてください。

それぞれのプログラミングスクールの特徴と共に、向いているタイプについても解説します。

目次

オンラインスクールの特徴

オンラインのプログラミングスクールの特徴は、自宅で手軽に、プログラミングの知識・技術を学べる点です。受講生は、自分の好きな時間にインターネットを通して学んでいきます。

プログラミングに対する注目度が上昇している今、オンラインスクールの数もどんどん増加しています。オンラインだからといって、受講できる内容が制限される心配はありません。

また対面式の授業展開ではないからこそ、受講生のサポートに力を入れているスクールも多くあります。スクール選びさえ間違えなければ、オンラインでも十分に充実した学習環境を用意できるでしょう。

オンラインスクールのメリット

ではここからは、オンラインスクールを選ぶメリットについて、より具体的にチェックしていきましょう。4つのポイントを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

場所に囚われずスクール選びができる

オンラインのプログラミングスクールの最大のメリットは、「スクールの場所にとらわれず選択できる」という点です。プログラミングスクール選びでもっとも重要なのは、「自分の目的に合わせて必要な知識・スキルを学べること」です。

とはいえ、学習できる内容によっては、「近所の通学型スクールでは対応できない」というケースもあるでしょう。この場合、以下のような状況になってしまう可能性も。

  • 自宅や学校、会社から遠いスクールにわざわざ通う
  • 遠方のスクールに通うことが物理的に不可能なため、近所の通学型スクールの中から受講コースを妥協して選ぶ

どちらの場合も、学習そのもののモチベーションが低下しかねません。

その点、オンラインスクールであれば、日本全国どのスクールでも自由に選択可能です。講義は基本的にインターネットを通じて配信されるため、住んでいる場所による制限を受けるリスクはありません。

通学型スクールよりも費用が安くなる

プログラミングスクールに通うためには、数十万円程度の費用がかかります。オンラインスクールを選択した場合、「通学型のスクールよりも費用を安く抑えやすい」のもメリットと言えるでしょう。

通学型スクールの場合、運営側は教室の場所や設備を確保し、維持する必要があります。インターネットを通じて学習するオンラインスクールなら、スクール運営に関わるコストを低減できます。その分、授業料も安く抑えやすいという仕組みです。

ただし、本当に通学型よりも安くなるかどうかは、選択するスクールによって違ってきます。必要となる費用の全てを事前に確認した上で、利用するスクールを決定しましょう。

自分の都合に合わせて学習時間を確保できる

オンラインスクールでプログラミング学習をする場合、自分の都合にあわせて学習しやすいというメリットがあります。たとえば、

  • 仕事の休憩時間を活用してスマホで学習する
  • 子どもを寝かしつけたあと、夜9時以降に学習する

といった例のように、忙しい方でも自分の都合にあわせて学習時間を確保しやすいという特徴があります。

ネット環境さえあればどこでも学習できるので、「自宅ではなかなかはかどらないからお気に入りのカフェで学習する」といった方法を選択できる点も、オンラインスクールならではのメリットと言えるでしょう。

自分のペースで学習を進められる

プログラミングスクールが気になっているものの、「周囲の人の目が気になって、なかなか一歩踏み出せない」という方もいるかもしれません。人目を気にせず学習できるのも、オンラインスクールのメリットです。

また、一度講義を受けただけでは理解しづらいポイントも、オンラインで公開されている動画や映像なら、好きなだけ何度も繰り返し確認できます。

反対に、得意な部分は通常よりもハイスピードに学習を進めていくことも可能です。自分のペースを重視できるため、結果として効率の良い学習につながっていくでしょう。

オンラインスクールのデメリット

一方で、オンラインスクールにもデメリットはあります。以下の内容を参考にしてみてください。

モチベーションを維持しづらい

オンラインスクールを選択する際に、もっとも注意しなければならないのは、「挫折」です。「いつでも自分の好きなタイミングで学習できる」というメリットは、「学習したくなければしなくても良い」というデメリットともいえます。

通学型を選択した場合よりも、オンラインスクールの方が「挫折率が高い」と言われています。よほど高いモチベーションがあれば別ですが、そうではない場合、事前に対策を検討しておくのがおすすめです。

オンラインスクールでも、受講生同士のコミュニティが盛んなところや、定期的にイベントを開催しているところを選択しましょう。人同士のつながりの中で、学習意欲を向上させられます。

質問への対応に時間がかかるケースもある

オンラインスクールでの講師への質問は、メールやチャット、電話を使って行います。すぐに回答を聞ける場合もあれば、タイムラグが発生してしまうケースもあるでしょう。

質問対応にどの程度力を入れているのかは、オンラインスクールによって異なるポイントのです。入校前に、しっかりと確認しておきましょう。

オンラインスクールはこんな人におすすめ

ここまで紹介してきたメリット・デメリットを踏まえて、通学制よりもオンラインスクールをおすすめしたいのは、以下の条件に当てはまる方です。

  • 仕事をしながらプログラミングを学びたい方
  • 学校での勉強や家事・育児・介護などと両立できるスクールを探している方
  • 決まった時間にスクールに通うことが難しい方
  • 地方在住で、選択できるスクールが限られてしまう方
  • もともと、一人で学習するのが好きで得意な方

メリットもデメリットもあるオンラインスクールですが、こうした条件に合致する方であれば、メリットの方を強く感じられるでしょう。ぜひプログラミングスクール選びの参考にしてみてください。

通学制スクールの特徴

では次は、通学制のプログラミングスクールについてチェックしていきましょう。通学制スクールの特徴は、受講生が教室に通って学習する方式であるという点です。通学制を選んだ場合、講師が進めていく講義を、その場で直接聴くことができます。

オンラインスクールよりも臨場感のある講義を楽しめますし、受講生同士や講師とのつながりの中で、モチベーションを維持しやすい点も特徴と言えるでしょう。

通学制スクールのメリット

プログラミングスクールに通学制を選ぶメリットは、多々あります。5つのポイントを紹介するので、参考にしてみてください。

わからないことがあった場合に、その場ですぐに解決できる

通学制スクールを選ぶ最大のメリットは、受講生と講師の距離感が近いということです。特に初心者からプログラミングを学ぶ場合、わからないことがあるのは当たり前。

実際に講義を受けてみて、「わからないことが多すぎて混乱してしまう…」という方は決して少なくありません。講師が目の前にいる通学制スクールなら、わからないことが出て来た時点で質問できます。

一つ一つ、丁寧に確認できるため、初めての学習でもつまずきにくいというメリットがあります。きちんと理解して進んでいけるため、学習意欲も低下しづらいでしょう。

学習計画が立てやすい

通学制スクールの場合、「教室に行って決められたレッスンを受ける」という形式で、学習が進められていきます。オンラインスクールよりも自由度は低いものの、その分、学習を計画的に進めやすいというメリットがあります。

「自由に学習ペースを決められる場合、どうしても怠けてしまう…」という方は、実際に教室に通って学ぶことで、学習のペースもつかみやすくなるでしょう。「次はいつまでに何を学べば良いのか」という、短期的な目標が立てやすいのも、通学制スクールならではのメリットと言えます。

実践にも強い

プログラミングスクールで学んだ知識は、実践の中でより深く習得していけるもの。通学制のスクールの場合、オリジナルアプリや作品の制作など、実践の機会が多く用意されているケースも多いようです。

プログラミング学習では、途中で目的を見失い、学習意欲がそがれてしまう人も少なくありません。学んだ知識や得た技術を定期的に試す機会があるほうが、モチベーションを維持しやすいでしょう。また、多くの受講生と触れ合うことで、それぞれの考え方から刺激を受ける機会も増えるはずです。

ただし、どの程度実践に力を入れているのかは、選ぶスクールによって異なるもの。「実践の中で学んでいきたい」という希望がある場合、事前にカリキュラムのチェックを忘れないようにしてください。

同じ目標を持った人同士、人脈を作れる

プログラミングスクールでは、同じ目標を持った受講生同士でつながりを持てます。切磋琢磨しながらお互いに成長していける点は、オンラインスクールにはない魅力と言えるでしょう。

スクールを卒業したあと、プログラマーやエンジニアとして活躍する中で、業界内の人脈として活用できる可能性も大きなメリットと言えます。

充実した就職サポートを受けられる

通学制のプログラミングスクールの場合、オンラインスクールよりも、充実した就職・転職支援を受けやすいでしょう。就職や転職のためにプログラミングを学びたい方にとっては、非常に大きなメリットになります。

就職・転職支援に力を入れているプログラミングスクールは少なくありません。カウンセラーやアドバイザーに直接相談しながら、卒業後の進路を決定していけるでしょう。スクール側が、積極的に企業との橋渡し役を担ってくれるケースも多く見られます。

ただし就職支援制度についても、スクールによって違いがあります。こちらのメリットを重視して通学制スクールを選択するのであれば、サポート体制はもちろん、過去の実績にも注目してみてください。

通学制スクールのデメリット

一方で、通学制スクールのデメリットは以下のとおりです。こちらも忘れずにチェックしておきましょう。

教室に通う時間と労力が必要

通学制スクールを選択した場合、基本的には「教室に通って学ぶ」必要があります。
このため、

  • スクールでの授業に合わせたスケジュール調整
  • 教室までの交通費の支出
  • 通学に必要な時間のやりくり

受講生側には、これらの努力が求められます。

スクールが、自宅や会社・学校から近ければ問題ありませんが、残念ながらそうとは限らない可能性もあり得ます。通学時間が長くなれば、その分だけスケジュール調整は難しくなってしまうでしょう。

また同じ通学制スクールでも、講義を受ける際のシステムには違いがあります。自分の都合に合わせて自由にスケジュールを組めるスクールを選択すれば、デメリットは最小限にできるでしょう。

費用が高い

通学制のプログラミングスクールを選択した場合、オンラインスクールよりも費用は高めになりがちです。提供される学習環境やサポート内容と併せて、コストパフォーマンスもしっかりと検討してみてください。利用できる設備や環境が充実していれば、多少費用が高くても、充実した学習につながるはず。

一方で、「なぜ高いのかわからない」「費用に見合うメリットが感じられない」という場合には、費用の安いオンラインスクールも視野に入れて選んでいくのがおすすめです。

通学型スクールはこんな人におすすめ

以上のメリット・デメリットから、通学型のプログラミングスクールに向いているのは、次のような条件に当てはまる方々です。

  • オンラインスクールで学習を継続する自信がない方
  • ある程度、自由にスケジュール調整できる方
  • 質問にはすぐに回答してほしい方
  • 学びたいスクールが、ストレスなく通える範囲内にある方
  • 身に付けたプログラミング知識を活かして、就職や転職につなげたい方

これらの条件に当てはまる人であれば、多少費用が高くても、通学型のスクールを選んだ方が良いでしょう。ぜひ参考にしてみてください。

働きながら副業プログラマーを目指すならオンラインスクールがおすすめ

近年増加しているのが、仕事をしつつ、プログラミングを学ぼうとする方々です。この場合、身に付けた知識・技術は、あくまでも「副業」のために使うもの。「プログラミングスクールを卒業しても、転職するつもりはない」という方も増えてきています。

この場合におすすめなのは、通学制スクールよりもオンラインスクールです。

  • 仕事をしながらでも、自分の好きなペースで学習しやすい
  • 通学に時間を取られない分、体力的に無理がない
  • 充実した転職支援を必要としない
  • スクールにかかるコストを抑えやすく、手軽にスタートしやすい

オンラインスクールを選択すれば、こうしたメリットを実感できるでしょう。

オンラインスクールで課題になりがちなモチベーションについても、「学んだ知識を副業に活かす」という目的があれば、乗り越えやすいはずです。

  • どのような副業を考えているのか?
  • そのためにどういったプログラミング知識・技術が必要なのか?

これらの点を明らかにしておけば、より一層のモチベーション向上につながるはずです。実際に副業をスタートし、利益を出せるようになれば、スクールの受講料もあっという間に回収できそうですね。未来への投資と考え、ぜひオンラインスクールへの入校も検討してみてください。

通学とオンラインの両方利用できるスクールもある

プログラミングスクールを選ぶ上で、「通学とオンラインのどちらを選べば良いのか、どうしてもわからない…」という方もいるのではないでしょうか。

  • オンラインスクールを希望しているが、途中離脱が心配…
  • 通学制を選びたいが、遠方のため毎回通うのは負担が大きい
  • 実際にスタートしてみなければ、どちらが合っているのかわからない!

このような場合には、無理をして一つに絞り込む必要はありません。通学とオンラインの両方を利用できるスクールを選択するのがおすすめです。

通学とオンラインの両方を選択できるスクールを選択すれば、自分自身のニーズに合わせて学習環境を選択できます。

「講師に直接質問したいときには通学して学び、通学する余裕がないときにはオンラインで学ぶ」という方式も選択可能。選択の幅が広いため、初めてプログラミングスクールに通う方にもおすすめできるタイプと言えるでしょう。

こちらを選択する場合、スクール独自のルールについてもしっかりとチェックしてみてください。自分の理想の使い方ができるかどうか、事前に確認しておくことで、スクール選びで失敗するリスクも少なくなります。

まとめ

プログラミングスクールを選ぶ際に、通学制にするのか、それともオンラインスクールにするのかで悩む方は多いものです。学ぶ内容に違いはなくても、「どのように学んでいくのか?」は非常に重要なポイント。自分に合わない選択をした場合、プログラミング学習からの離脱リスクも高まるでしょう。

通学して学ぶのか、オンラインで学ぶのかは、プログラミングスクール選びの第一歩です。両方のメリット・デメリットを知った上で、自分にはどちらのメリットの方が大きくなりそうか、ぜひ冷静に判断してみてください。

「プログラミング学習に最適な環境」は、人それぞれで異なるもの。周囲に流されることなく、「自分の場合はどうなのか?」、じっくり検討してみましょう。妥協せず最善の道を選択するためにも、今回紹介した内容もぜひ参考にしてみてくださいね。

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この記事の監修者

ユーザーに本当に価値ある情報を届けるplusbox式メディア構築。
「プログラミング副業の教科書」では机上の空論ではなく、プログラミング業界の専門家へのインタビュー、監修をして頂きながら、今からプログラミングで副業をはじめるユーザーのための情報を提供していきます。

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