プログラミング副業の始め方と案件の探し方

稼げる副業のひとつとして人気のプログラミングですが、フリーランスとして働いた経験がない方からするとそもそもどうやってお仕事を始めればよいのか、という点からつまずいてしまうかもしれません。

今回は、プログラミングを副業とする場合の始め方、そして案件の探し方についてご紹介します。

この記事はこんな人におすすめ
  • プログラマーとして副業を始めてみたい
  • 稼ぐまでの具体的な流れを知りたい
  • 仕事をどうやって探すか知りたい

この記事の監修者

Mori Mori フリーランスWebクリエイター

2020年:接客業や一般事務などの異業種から、独学でシステム開発会社へ転職。
2021年:フリーランスWebクリエイターとしてキャリアをスタートする。
2022年:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」では受注件数50件を超え、最高評価を維持している。
SEOライティングにも精通し、数々のエンジニア関連キーワードでSEO1位を獲得。
個人ブログは開設後10ヶ月で、訪問者数年間85,000PV以上を達成。
現在はプログラミングやライティングのみならず、Web制作、デザイン、ディレクションなどマルチなスキルを武器に活動中。

目次

初心者(未経験)から稼げるまでの流れ・ロードマップ

まずはプログラミング初心者、もしくはまったくの未経験という方が副業プログラミングで稼げるようになるまでの簡単な流れを見ていきましょう。

目標を具体的に設定する

プログラマーとして働くためにはプログラミングに関する知識が必要なのは言うまでもありませんが、プログラミングの勉強や練習には時間がかかります。

働きながらプログラミングを学ぶのはとても大変なこと。志半ばにして挫折してしまう人も多いのです。モチベーションをキープするためにも、具体的な目標を設定するところからスタートしましょう。

とはいっても無理に高い目標を設定する必要はありません。たとえば「月に5万円程度の収入を得る」「妻の収入以上に稼ぐ」などの具体的な目標や、収入額に限らず、「いつかプログラマーを本業にする」「フリーランスとして独立する」というような目標もおすすめです。

Moriさん

具体的に目標を定めればそれに向かってまっすぐ前進できるので、ムダな学習を削れます。「プログラミングを習得してどんな自分になりたいか」をイメージしつつ取り組みましょう。目的があるから弾丸は速く飛ぶというものです。

プログラミングの学習や業務に適した環境を整える

プログラマーとしての環境を整える

プログラミングの効率的な学習、そしてゆくゆくはプログラマーとしての業務を自宅で行うにあたり、環境を整えるのも重要なポイントです。

たとえば、プログラミングを学ぶために必要なものとしておすすめなのはノートパソコン。自宅にいる時間はもちろん、仕事の休憩時間やカフェで過ごす時間もプログラミングの学習に使えます。電車等を利用するのであれば、通勤時間も有効に活用できるでしょう。

基本的に、プログラミング作業を行うために必要なスペックはあまり高くありません。安価なパソコンで初期費用を抑えることもできます。

あえてスペックの高いパソコンを用意することで、「先行投資した分頑張ろう」とモチベーションを高めるのもおすすめです。

Moriさん

何かを始める際に「形から入る」方もいますが、プログラミングに関してもそれで全く問題ありません。自身のモチベーションにつながるものを選ぶのがいいと思います。また経験上、宣言による効果は絶大です。ぜひやってほしいです。

学習のための時間をしっかり確保する

また、学習のための時間をしっかり確保することも「環境を整える」には必須。プログラミングを学ぶには、どうしてもある程度の時間が必要になります。

特にゼロからスタートする未経験の方は、プログラミング知識を身につけるためにしっかり学ばなければいけません。社会人として働きながら勉強時間を確保するには、毎日のスケジュールを改めて見直す必要があります。

今までよりも早起きして勉強するのか、仕事を終えて帰ってきてから勉強するのか……。日々の生活の中でどうやって時間を確保するとプログラミング学習が捗るのかは、人それぞれに異なるはずです。

効率的にプログラミング学習を進めるためにも、自分に合ったスケジュールを模索してみましょう。

「宣言効果」を利用するのも効果的

道半ばで挫折することなくプログラミングの学習を続けるためには、後には引けない状況を自分で作り出すのも効果的。

具体的には、家族や友人など、周囲の人に「プログラミングを学ぶ」「プログラミングを副業にする」と宣言するのがおすすめです。

身近な人に自分の目標を伝えると、「宣言効果」が期待できます。これは、周囲に宣言した目標は達成率が高くなるというもの。実際に効果が実証されています。

またSNS上で「プログラミングを副業にして稼ぐ」と宣言し、学習過程や現在の実力について報告・発信を続けることで、案件の受注につながるケースもあるようです。

基礎学習をスタート

目標を決め、周囲の環境を整えたらいよいよプログラミングの基礎を学ぶ段階に入ります。

重要なのは、あくまで身につけるのは基礎の部分だと意識することです。応用については実際の案件に触れてから考えることとして、まずは基礎をしっかり身につけるようにしましょう。

Moriさん

効率を第一に考えると、まずは自分で書籍やサイトでサラッと学習し、その後スクールに投資するのがいいかもしれません。自分の認識や解釈の齟齬にも気づけるため、より知識の定着が早まるからです。

プログラミングを学習する方法は2つ

プログラミングを学習する方法としては、独学で勉強する方法とプログラミングスクールを利用する方法のふたつに大別できます。

どちらの方法にもメリット・デメリットや向き不向きがあるものの、やはり独学でプログラミングを身につけるのは難しいことです。

独学では知識が身につくまでに時間がかかる上、身近にプログラミング知識がある人がいなければ誰にも相談できず、ひとりで向き合わなければなりません。

とはいえプログラミングスクールを利用するよりもコストはかからないため、なるべく初期投資費用を抑えたい方には向いています。

プログラミングスクールの中には、カリキュラムを修了した後に案件を紹介してくれるところも。プログラミングを学んだ後スムーズに仕事へつなげたい方には、プログラミングスクールが合っているでしょう。

まずは基礎的なプログラミング言語を学ぶことから

プログラミングの基礎学習では、プログラミング言語を学ぶことになります。

しかし、始めからすべての言語を学習するのは困難。そこでまず勉強する言語としておすすめなのは、HTMLやCSS、JavaScriptなどのWeb系プログラミング言語です

Webサイトを構成するのがこれらの言語で、フロントエンド系言語とも呼ばれます。

これらの言語は比較的理解しやすく、学習難易度が低いものである上、案件も多いのが特徴。 参考書やインターネット上で得られる情報も多いため、初心者にはおすすめの言語です。

ポートフォリオの制作

未経験で仕事の実績がない状態の場合、しっかりプログラミングを学んだといっても、案件を発注してくれる企業に対してそれを証明するのは難しいでしょう。

そこで制作するのがポートフォリオです。自分のプログラミング知識やスキルを活かしたWebサイトをつくるなどして、自身の実力を企業にアピールできるようにしましょう。

Moriさん

ポートフォリオの有無は採用率に大きく影響します。ちなみにスクールで制作したポートフォリオをそのまま面接で使用するのはNG。すぐ見極められ、むしろ評価が下がります。拙くてもいいので自分で制作しましょう。

案件の受注

プログラミングを学び、ポートフォリオを制作して自分のスキルや実力をアピールできるようになってから、いよいよ案件を受注します。

始めは理想的な案件を受注できることは少なくても、実績を積み重ねていくことでだんだんと良い条件の案件も受けられるようになっていくはずです。

こつこつ実績を積み上げていけば、自然と最初に設定した目標に近づいていくことでしょう。

Moriさん

まずは「公開できる実績として残る仕事」を選んで受注するのがポイント。せっせと仕事をがんばって納品しても、実績として使ってNGだったり、著作権が発注側に譲渡される場合、何も残りません。

プログラミング副業の始め方

ここまで、未経験の方が副業プログラミングで稼げるようになるまでのロードマップをご紹介しました。ここからは、実際にプログラミング副業を始める方法について見ていきましょう。

実務経験がある方

副業プログラマーとして案件を受注する場合、ほとんどの案件でこれまでの実務経験やスキルシートなどを求められます。

いざというときに困らないよう、あらかじめこれまでの経験や自身のスキルについてまとめておきましょう。その後は、実際に案件を受注して仕事をスタートするという流れです。

案件の探し方についてはいくつかの種類がありますが、また別の項目で詳しくご紹介するためここでは割愛します。

Moriさん

実務経験がある方であれば仕事を受注する際、よほどコミュニケーションなどに問題ない限り、苦労することはないでしょう。スキルシートにも書き方はあるので、きちんと記入のうえ準備しておくことが大切です。

実務未経験の方

プログラミングの知識やスキルはあるものの実務経験はないという場合、まずは実務経験を積み重ねることが必要です。

副業プログラマー向けの案件の中には、これまでの実績や実務経験を問わず受注できるものもあります。そういった案件はたいてい単価が安く、高い報酬は得られないものですが、始めはこうした案件にも選り好みせずチャレンジしてみましょう。

先ほどのロードマップでもご紹介しましたが、自分の実力を証明できるポートフォリオの制作も効果的です。まずは実績を積み重ねていき、ゆくゆくは好条件で理想的な報酬を得られる案件の受注へとつなげていきましょう。

Moriさん

実務経験がない場合、やる気とポートフォリオをアピールすることが必須です。どの案件でも弾かれることが大半なので辛いですが、根気強く数を打つことが大切です。

プログラミング未経験の方

プログラミング自体未経験であるという方は、先ほどご紹介したロードマップに沿って、環境の構築とプログラミングの学習から始めるのがおすすめです。

プログラミングの知識やスキルが身についた後は、上記の通り簡単な案件から少しずつ実績を積み上げていきましょう。

Moriさん

独学でプログラミングを学んでも、「まだまだ案件のレベルには達していなかった」というケースも往々にしてあるくらいです。そのため未経験なら、まずプログラミングの知識を身につけることから始めるべきです。

副業の案件・仕事の探し方

プログラミング副業を始めるための準備が整ったら、次はいよいよ実際に案件を受注する段階です。案件を受注するにはさまざまな方法がありますが、今回は主なものを3つご紹介します。

自身の人間関係、知り合いの会社から個人で受注

家族や友人、親戚、同僚、以前他の仕事で知り合った方など、直接の知人から案件を受注する方法があります。

親しい相手であれば最初から一定の信頼関係が構築されているため、報酬や納期、業務内容の調整・交渉がスムーズなのがメリットです。

特に実績が少ない、もしくはゼロであるという方は、こういった方法で案件を獲得し実務経験を増やしていくことができます。

Moriさん

素性の知ってる者同士で信頼も担保されるため、紹介してくれる知人がいるなら頼るのがいいでしょう。しかし何らかのトラブルになった際、知人との関係にも少なからず影響することには十分注意してください。

クラウドソーシングサービスを利用する

クラウドソーシングは、オンライン上で企業からの案件を受注できるサービスです。ランサーズやクラウドワークスなど、有名なクラウドソーシングサイトも複数あります。

企業が不特定多数の人へ向けて業務を発注し、条件に合えば案件を受注することが可能です。近年はクラウドソーシングサービスを利用して案件を受注し、副業をしている方も増えてきています。

気軽に始められること、在宅で仕事ができることに加えて、実績がなくても受注できるような簡単な業務内容の案件も多いため、未経験から実績を重ねていけるのがメリットです。

一方で、簡単な案件が多いことから全体的に案件の報酬単価が低い傾向にあるというデメリットがあります。

単価が高い案件にはやはりそれだけのスキルや実績が求められるため、実績が少ない、もしくはゼロの方が受注するのは難しいでしょう。

とはいえ、高い報酬を得るにはそれに見合うスキルや実績が求められるのは他の方法で案件を受注する場合も同じ。 未経験や実績が少ない方にとっては、あまり気にならないデメリットかもしれません。

Moriさん

クラウドソーシングは実績を0→1にするのに最適。受注した仕事内容が公開されるうえ、受注実績数としてカウントされるためです。僕自身もフリーランスになって初めての仕事はクラウドソーシングでした。

フリーランスエージェントの活用

フリーランスで働く人向けの専門エージェントを通じて、案件を受注するという方法もあります。

フリーランスとして働く上で、案件を獲得できるのか、報酬面等でクライアントとトラブルになるのでは……など、さまざまな悩みを抱えている方も多いでしょう。

自分自身をクライアントに売り込む自信がない方、報酬の交渉やトラブル時の対応に不慣れな方にとってはメリットの大きい方法です。

Moriさん

エージェント独自に取り扱っている案件数も豊富で、専任のコンサルタントが希望の条件にマッチした案件を探してくれます。実績の少ない最初のうちこそ、利用するメリットが大きいといえます。

おすすめはクラウドソーシングサービス

直接の知り合いからの受注、クラウドソーシングサービスの利用、そしてフリーランスエージェントの利用と、副業プログラミングの案件を受注するための方法を3つご紹介しました。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、特におすすめしたいのはクラウドソーシングサービスで案件を探す方法です。

未経験からでも実績を積み重ねられる

特に未経験から副業プログラミングを始める方にとっては、クラウドソーシングサービスの利用はメリットの大きい方法と言えます。

先ほども取り上げた通り、クラウドソーシングサービスの中には、未経験でも受注できる簡単な業務内容の案件も豊富です。

報酬の面ではあまり期待できないのは確かですが、未経験でプログラマーとして働き始めるにあたってはひとつひとつが実績、実務経験として蓄積されていくことになります。

副業プログラミングで高い収入を得るためには、やはりプログラミングスキルに加えて実務経験や実績が必要不可欠です。

たとえ低い単価であっても、他のプログラマーやエンジニアとのチームでプロジェクトに参加したり、プログラミングやコーディング業務を問題なくこなしたりと、ひとつひとつの案件が自分の実績になっていくことには変わりありません。

こうした実績の積み重ねが、将来的に副業プログラミングで高収入を得るための第一歩となるのです。

クライアントにアピールできる実績や実務経験を得られるだけではなく、さまざまな案件に取り組むことでスキルアップにもつながります。

プログラミングの基礎をしっかり学習していても、応用については実際の業務をこなすことでしか身につきません。簡単な案件の受注からスタートし、少しずつ難しい業務内容の案件にチャレンジする……というように、無理なくステップアップしていけます。

Moriさん

「実務経験あるのに、実績がゼロだから受注できなかった」という話も聞いたことがあります。このように実績の有無は仕事の受注率に大きく影響を及ぼします。内容、数字ともに実績が目に見える形で残るのは、クラウドソーシングの魅力です。

徐々に副業をこなす生活に慣れる事ができる

また本業と平行して副業もこなすという生活スタイルに慣れるという意味でも、多数の案件を受注できるクラウドソーシングサービスを活用するメリットは大きいです。

副業プログラミングでは毎日の隙間時間を効率的に使って働くことができますが、本業にのみ従事していたときと比較すれば、当然ながら休息時間は減ってしまいます。

自分のキャパシティーを超える業務を抱えてしまったことで体調を崩したり、疲れが取れずに本業も副業もおろそかになったりしてしまったら元も子もありません。

未経験でも案件を受注できるクラウドソーシングサービスの活用は、自分のキャパシティーを知る役に立つはずです。

Moriさん

実際に案件を受注するとわかりますが、想像以上に精神的負担がかかります。迫る納期やクライアントからの評価など、考慮する部分が多々あるためです。時間軸だけでなく精神的な自己管理はできるに越したことはありません。

まとめ

今回は、副業プログラミングを始める方法、そして案件の探し方についてご紹介しました。

プログラミングの経験や実績の有無によって、案件の探し方や副業の始め方は少しずつ異なります。自身の経験やスキルに合わせて、ベストな方法を模索してみてください。

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Mori Mori フリーランスWebクリエイター

2020年:接客業や一般事務などの異業種から、独学でシステム開発会社へ転職。
2021年:フリーランスWebクリエイターとしてキャリアをスタートする。
2022年:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」では受注件数50件を超え、最高評価を維持している。
SEOライティングにも精通し、数々のエンジニア関連キーワードでSEO1位を獲得。
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