静的なLP(ランディングページ)制作の副業は、「取りやすくて実績を作りやすい入口案件」です。ただし正直に言うと、AI・ノーコード・テンプレートでの代替が進んでいて、長期の主力にするには向きません。この記事で、実績作りの入口としてどう使い、どこで見切りをつけるかが判断できます。
編集長コメント:LP制作は「最初の1件」にはとても良い入口です。ただ、ここに長く居続けるより、ここで実績を作って継続性の高い案件へ移る——という使い方を私はおすすめします。
この案件タイプの結論(評価カード)
静的LP制作
| AI時代の生存度 | ★★☆☆☆ |
|---|---|
| AIレバレッジ余地 | ★★★★☆ |
| 副業デビュー向き度 | ★★★★☆ |
| 本業時間侵食リスク | 中 |
| 納品後の安全度 | ★★★★☆ |
| 継続化ポテンシャル | ★★☆☆☆ |
| 想定単価 | 3〜15万円 |
|---|---|
| 想定時給帯 | 2,000〜4,000円 |
評価値は当サイトの6軸評価にもとづく想定値です(実運用データで定期的に見直します)。
どんな案件か(基本のしくみ)
静的LP制作とは、商品やサービスを紹介する1枚の縦長ページ(ランディングページ)を、HTML・CSSなどで作る案件です。「静的」とは、データベースや複雑な仕組みを持たず、表示が中心のページを指します。広告の受け皿として使われることが多く、デザインをもとにコーディングして、スマホでも崩れないように仕上げ、公開するのが基本の流れです。
ポイントは、範囲がはっきりしていて短納期で完結しやすいこと。これが「初案件で取りやすい」理由であり、同時に「代替されやすい」理由でもあります。
AI時代に残る部分・代替される部分
- AIに代替されやすい作業:定型的なコーディング、CSSの調整、レスポンシブ対応の大部分。さらに、ノーコードツール(ペライチ・STUDIO等)やテンプレートで「1枚作るだけ」なら、発注側が自分で済ませられるようにもなってきています。
- 人間が必要な判断:何を訴求すれば申し込みが増えるかの設計、ターゲットに合わせた構成、デザインの意図をくむ調整。
- 副業者に残る役割:「作る」だけでなく「成果(問い合わせ・申込)につながる作り」を提案できる部分。
- 単価が下がる領域:テンプレ流用で見た目を整えるだけの制作。
- 単価が残る領域:成果(CV=コンバージョン)改善の提案、A/Bテスト、マーケ視点を含む制作。
正直なところ、静的LP制作の「AI時代の生存度」は高くありません。だからこそ、長期の主力ではなく実績作りの入口として割り切るのが賢い使い方です。
副業未経験者が受けてよい条件(境界線)
静的LP制作は、次の条件がそろえば副業デビューに向いています。
- デザイン(完成イメージ)が支給される、または明確に決まっている
- ページ枚数・セクション数・修正回数が事前に決まっている
- HTML/CSSコーディングが中心で、複雑な機能(決済・会員機能)が無い
- 納期に、本業の合間でも間に合う余裕がある
まずは「デザイン支給ありの1枚モノ」から入り、実績を作るのが安全です。
避けるべき案件条件(境界線)
逆に、次のような案件は避けるか慎重に見極めてください。
- デザインから丸ごと任され、修正回数の取り決めが無い(無限修正になりやすい)
- コピーライティング(文章づくり)まで一式で求められるのに、単価が制作のみ相当
- 相場を大きく下回る買い叩き案件を、数でこなそうとする
- 公開後の表示崩れ対応などの範囲が決まっていない
単価・時給の目安(2026年5月時点・更新前提)
- 想定単価:3〜15万円(テンプレ寄りなら下、デザイン・成果提案を含むと上)
- 想定時給:案件の規模で変動します(具体値は上の評価カードの想定値をご確認ください)。
断定ではなく「想定レンジ」です。市場の状況で変わるため、定期的に見直します。
AIを使うならどの工程か
ツール名ではなく、工程で考えます。
- コーディング:定型的なHTML/CSS実装はAIで大きく加速できる。
- コピーの下書き:訴求文のたたき台はAIで時短。ただし最終的な言葉選びと事実確認は人が行う。
- デザインの参考出し:構成案のたたき台にAIを使えるが、ブランドや意図に合わせる調整は人が必要。
- 公開前チェック:表示崩れ・スマホ対応・リンク確認は、最終的に人の目で確認する。
向いている人・向いていない人
向いている人
- HTML/CSSの基礎があり、まず実績を作りたい
- 範囲が明確な仕事をきっちり仕上げるのが得意
- ここで実績を作って、継続性の高い案件へ広げる気がある
向いていない人
- LP制作だけで長期的に安定収入を得たい(代替が進むため不向き)
- デザインの無限修正を断れず、抱え込んでしまう
案件選定チェックリスト
受ける前に、次を確認してください。
- デザインは支給か、自分で作るのか
- ページの枚数・セクション数は決まっているか
- 修正回数の上限が取り決められているか
- コピー(文章)は支給か、作成も含むのか
- 公開作業・公開後の対応はどこまで含むか
- 納品の合格ライン(何ができたら完了か)が合意されているか
おすすめの探し方
まずはクラウドソーシング(クラウドワークス等)で小さなLP案件をこなし、実績を作るのが現実的です。実績ができたら、週2〜3日の案件に強いITプロパートナーズや、在宅・リモート中心で探せるクラウドテックなど、稼働日数を選べるエージェントへ広げると、本業と両立しやすくなります。LP制作は単発になりがちなので、保守やサイト全体の制作につなげて継続化を狙うのがコツです。
関連する案件タイプ
- WordPress軽微修正(同じく初案件向けの入口)
- コーポレートサイト制作(LPの一段上の制作案件)
- WordPress保守契約(単発で終わらせず継続収入につなげる橋渡し)
ほかの案件タイプとまとめて比べたい場合は、案件タイプ図鑑のまとめをご覧ください。
評価の反証条件
本記事では静的LP制作の「AI時代の生存度」を★2(5段階)と評価しています。ただし、成果(CV)改善の提案、A/Bテスト設計、広告運用と連動したマーケティング視点まで踏み込む案件では、単なる「作る人」ではなくなるため、代替リスクは下がり単価も上がります(実質★3以上)。逆に、テンプレートで1枚仕上げるだけの制作に限れば、代替リスクは最大になります。
よくある質問(Q&A)
Q. 未経験でもLP制作の副業はできますか? A. HTML/CSSの基礎があり、デザイン支給の案件であれば、初案件として取り組みやすいです。まずは小さな案件で実績を作るのがおすすめです。
Q. デザインもできないとダメですか? A. デザイン支給のコーディング案件なら、デザインスキルがなくても受けられます。ただしデザインや成果提案までできると、単価の高い案件に広がります。
Q. AIやノーコードでLP制作の仕事はなくなりますか? A. 「作るだけ」の領域は代替が進みます。一方で、成果につながる設計や提案ができる人の価値は残ります。だからこそ、当サイトはLP制作を長期主力ではなく実績作りの入口として位置づけています。
評価の更新履歴
- 初回公開日:2026-06-06
- 最終更新日:2026-06-06
- 評価変更:なし(初回)
※本記事のコンテンツ作成におけるAIの使い方については、AI利用方針をご覧ください。
編集長コメント
初案件向けで取りやすい。Cursor 等の AI で実装は加速できるが、AI・テンプレ・ノーコードでの代替も進む。長期主力には厳しい。実績作り用の入口として位置付ける